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400字で分かる落語:「アドバルーン」
59:アドバルーン(あどばるうん)
【粗筋】 奥さんと妹が美容院をやっていて生活に困らない男、少しは働いたらと言われ、職業紹介所に来た。希望は、雨の日は休み、人には顔を見られない、話はしなくていい、昼寝でも何でも好きな時に出来る、1日5千円もくれれば文句は言わない……そんな仕事があった。アドバルーンが珍しくなくなり、人間をぶら下げて空に上げるという企画である。この男さっそく空に舞い上がるが、奥さんと妹が遊びに出て望遠鏡を覗いてびっくり、
「まあ何ということをしているの」「でも、ちゃんと仕事をして立派だわ」「どこが立派なのよ」「今度ばかりは見上げたものだわ」
【成立】 柳家金語楼の作品。この噺を見たことはないが、「生い立ちを語る」という席で、アドバルーンが上がる場面だけを見せた。ふわふわと上がるように立ち上がって、次第に後ろを向き、後頭部を見せて「日が昇って来た」……高座で立ち上がった初めてのものと言っている。