突発性ノスタルジック希死念慮:死ね
マジでだるい。ノスタルジー。自分に関係ないところなら好きだけど、自分の昔のことがずっと思い出されては懐かしくなる感覚気持ち悪い。泣きたくなる。大嫌い大嫌い大嫌い。
中ガキのころ、MADとかMMDとか見てるオタクだったから、それに使われてる曲なんかを今でも聴くわけだけど、そしたらガーーーーーーーーってあの頃の感覚がぶわーーーーーーーーーっと押し寄せて、もう息できん。溺れた。窒息。分からんけど。そこで一旦わたしは死ぬ。
ピンクの自転車。蛍光色の瞬足。repipi着たガキ。花柄のスカート。社会科見学。図書室の黴びた匂い。
もうダメだ。あの頃に戻りたい。明確なあの頃はない。死にたい。
溺れてる。
ゾッとするような、息がつまるような、泣きたくなるような、頭を掻きむしりたくなるような、鉛筆で全部塗りつぶしたくなるような、赤点のテストをぐしゃぐしゃにしてしまいたくなるような。
あの子。きっと今も人生勝ち組。あの子。結局わたしとは違った。あの子。わたしたち、こんなにも苦しいのにね。
なんでこんなふうに生まれちゃったんだろう。なんでこんなに、純粋な幸せを享受できないんだろう。なんでいつも、何かに焦がれてるんだろう。なんでいつも、何かに怯えてるんだろう。なんでいつも、存在しない日々を想っているんだろう。なんでみんな、世の中の全てが怖くないんだろう。なんでみんな、一人で生きていけるなんて言うんだろう。なんでみんな、わたしの苦しさ分かってくれないんだろう。なんでみんな、わたしじゃないんだろう。なんでいつも。なんでみんな。なんでなんでなんでなんで。
怖い。怖いよ。別に病んでないよ。ただ怖いだけだよ。自分が傷つくのが怖いんだ。それが肉体的であっても、精神的であっても。いつも外歩く時は刺されるんじゃないかって思う。電車なんか乗ったら、警戒してるだけで冷や汗が出てくる。夜道なんか絶対歩けない。現役全日制高校生は何も悪くないけど、話聞いてると病む。学校行けなくなったらしい友達の話題が、ニートのわたしなんかまで流れてきてて、あー、わたしの時もこんな感じだったのかな、とか思って吐きそう。人嫌い。人関わりたくない。人怖い。怖い怖い怖い。
ぬるま湯に浸ってたい。だれもわたしを加害する可能性が0%の所にいたい。そんなの、お母さんのお腹の中しかなくて、わたしは生まれてくるべきじゃなかったのかもしれない。3歳の頃のわたしが「出たくなかったから出なかった」って言ってたらしい。実際、帝王切開でわたしは生まれた。生まれつきのニートの才能があるらしい。死にたい。死ねよ。
恐ろしい事件、ニュース聞くだけで、ふとした時にフラッシュバックするから、ほんともうずっと怖い。自分の良すぎる記憶力が憎い。重要な面では発揮されないくせに。死ねよ。
怖い。
想像力が豊かすぎるのも考えもの。
頭の中で全部完結してるから、現実に期待することがない。期待がないと喜びも生まれないから、この世には面白いものや楽しいことがたくさんあるはずなのに、死を考えてる。天国や涅槃を信じたい。わたしはキリスト教徒でもなければ仏教徒でもない。
何かに縋り付きたい。神の思し召しのままに。
自分で考えたくない。責任を取りたくない。怖い思いしたくない。守られていたい。
守られているままでいたいから、ノスタルジーが大好きで、大嫌いだ。
死にたい。通販で欲しいもの探してるのになかなかいいのがないから死にたい。可愛いと思った服が売り切れてたから死にたい。何者かの悪漢や病気、災害なんかにめちゃくちゃに蹂躙される前に、綺麗な顔で死にたい。当然言っておくけど、そういったもので亡くなった方々を綺麗じゃないと言っているわけじゃない。当然。
なんのために生まれてきたんだろうって思いながら死にたくない。でも、今のままじゃどのタイミングで死んでも思う。何も成し遂げてないから。なんのために生まれてきたんだろう。
みんななんでそんな平気そうに生きてるんだ? 前を歩いてるやつの手にはナイフが握られてるかもしれないのに。隣を走っているのは、人を簡単に殺せる車両なのに。
常に"死"が脳みそにこびりついてる。洗っても洗っても取れない。綺麗な海を見たら、ここで死ねたらいいのになと思う。
恐ろしいものも死、綺麗なものも死、全部死。死ぬってことを恐ろしがりすぎて、綺麗なものに仕立てあげようとしてる。昔の人が山とか星とかを畏怖してたように。怖すぎて、理解不能すぎて、どういう事なのか分からなさすぎて。なんかもう、綺麗に見えてきちゃって。
わたしって、死を信仰してるんだなぁ。
怖いよーーーーーどうしたらいいか全然分からないよーーーーーーー刺されたくないよーーーとにかく変な死に方したくないよーーー痛いのやだよーーーーーーーーー苦しいのやだよーーーーー怖いのやだよーーーーーもう疲れたよーーーーーーー
ほんとに病んでないよ。ただ、たまに、急に頭がおかしくなるくらい昔が愛おしくて憎くて、頭がおかしくなるくらい死が怖くて欲しくなってしまうだけ。
わたしは、全てを捨てて自己肯定を掴むくらいなら、一生快適な自己否定でいい。生きてたくないと思いながら生きる。できるだけ最後は、綺麗でありたい。
死ぬのに綺麗なんかないかな。もういいや、って思った時に、朝目が覚めなければいい。
死ぬって何? いなくなるって何? もう全然分からない。わかんないよ。わかんない。怖い。バカ。