シャイニングスターを見てくれ
こんにちは、カノエです。
シャイニングスターを完走しました。
現場からは以上です。
シャイニングスターとは?
『シャイニングスター(샤이닝스타、中国語題: 菲梦少女)』は中韓合作のアイドルアニメ。平凡どころかかなり欠点の多い主人公・ナラがアイドルの道を仲間と突き進む物語。中国・韓国版の『アイカツ!』だと思ってもらって構わない。1期+2期の全52話まででいいから見てくれ。YouTubeで52話分が全部無料公開されている。音声は韓国語だけど有志の方が日本語字幕を入れてくれてるから見やすいよ。
とりあえずここではOPだけ見て全編見るかどうか決めてくれ
このOPにキュンと来た方は見てくれ。あと既に推しを見つけた人も見てくれ。ちなみに言うとYouTube版のアニメではOPとEDが省略されているので、今のうちにいっぱい見ておいたほうがいい。
え?3Dモデルの出来が不安?それなら本編を見てくれ。そんなこと気にならないくらいに3Dモデルが細かい演技をしているから。けものフレンズ1期くらいの想定でとりあえず見てくれ。え?けもフレ見てない?大丈夫。私も今この記述をしてから大急ぎでけもフレ見てるから。眼球の動きはシャイニングスターのほうが細かく付けられてたな。画面外にいる主人公グループ3人に順番に目線を合わせて喋る人とかいたもんな。
それと一気に全編見るんじゃなくて、ちょっとずつ、週一で見るのもいい。というかそれくらいでちょうどいい。52話ということは、週一で見ると約1年かかる。女児アニメ視聴者にとっては常識ですね。ちなみに私も1年くらいかけて見終わりました。まあ1日に8話くらい見る日もあったのでペース配分がぐちゃぐちゃだっただけなんですが。期間を空けてもおもしろい、それがシャイニングスター。
本編の話をしてくれ、私
OPを見た時点で『おいおいこんなん見るしかないだろ!』って人はもう本編を見に行っているはずなので、ここを読んでいる人は『ゲヘゲヘゲヘ、もうちょっと詳しい情報を得ないとアニメを見ようとは思えないでゲスねぇ』みたいな態度のデカいクソメガネですよね。お前に渡す情報はないよ!さっさとシャイニングスターを見に行きな!
……よし、誰もいなくなったから思う存分シャイニングスターについて話せるぞ。とりあえず特筆すべき点はここかな。
・変身バンク
あります。嬉しいね。厳密に言えばアイドルアニメにおけるアイドルは"変身"しているわけではないので、"ドレスアップバンク"のほうが正しいのかもしれない。しかもシャイニングスターではステージ上で踊ってる最中に別のドレスに変わることもあります(作中用語:トゥインクルチェンジ)。多段変身ってやつですね。これがまたユニットの個性とアイドル本人の個性を上手く表現しているドレスなんですよ。これを目撃するためだけにシャイニングスターを見てもいいんだよ。
・ライバルが強い
特に1期は主人公のナラがめちゃくちゃ欠点人間なので、ライバルの強さが際立つ。同じユニットのシアとソンイはそれぞれダンスと歌がめちゃくちゃできるし、入学当初からメジャーデビュー待ったなしの実力があるヘラもいる。もう既にメジャーデビューしている男性4人グループ・フライデーもたまには学園に顔を出してくれる。そんな環境でナラはアイドルとして鍛えられていくんだけど、今挙げたキャラ以外にも実力のある子はいるし、上には上がいる。1期はメジャーデビューを決めるまでのお話なので学園内のライバルと競い合うのが主になり、2期からは今までのライバルに加えて既にデビューして一定の人気と実力を得ているアイドルとも競うことになる。アツい。敵が強ければ強いほど、主人公たちの格も上がっていくのがいい。それに、負けもまた見せ場になるのがいい。4話を見れば分かる。というか、4話を見た君は今後のシャイニングスターの展開に期待することになるだろう。このレベルの作劇ができるなら今後も安心して見られる、4話にはそう思わせる力がある。4話を見てくれ。
・シアとソンイについて
主人公・ナラは友達のシア、ソンイと『メロディ』というユニットを結成する。ちょっとこの2人の話をさせてほしい。シアとソンイの魅力は完走してこそ分かるものだと思うから。あとソンイ→シアの順で語ったほうがいい出汁が出ると思ってる。
まずはソンイ(黄色の子)について。ソンイは先述したように歌が上手いんだけど、内気な性格が災いして人前では万全の歌唱力を発揮できないところがある。序盤だけ内気、とかではない。メジャーデビューしてからもずっと内気ぎみ。そのわりに調子に乗ると唐突に目立とうとする。ステージではかわいいツインテールでパワフルなボーカルを披露する。みんな好きでしょこういうの。分かりやすいギャップが魅力的。シャイニングスター見てるときの私も『ソンイめちゃくちゃ人気出そう……』って思ってたし、一時期はソンイ目当てにシャイニングスターを見てた。
次にシア(青色の子)について。青系の子ってどんな作品でも一定数ファンがいるんだけど、そういう人がシアを見たら『性格がキツい』と感じるかもしれない。違うんです!シアはメロディの中では一番実力があって向上心もあるので、むしろ他の子よりもデビューを焦っている節があって然るべきなんです!そしてシアのそういうところがシャイニングスターという物語を輝かせているといいますか……シアがいなかったらメロディはこんなに実力をつけてないだろうし、この物語もハッピーエンドにならなかったかもしれない。完走した今だから言える。シアはこのアニメにおいて一番おいしいポジションにいる。
・ドレスがかわいい
言い忘れてた。ドレスが本当にかわいい。私がシャイニングスターで『コーデ 完成!』のシーンを見てるときに口走る言葉は9割が「かわいい…」で、残りの1割は「これ私が考えたことにならねえかな」です。シャイニングスターはカードを組み合わせてドレスアップする定番のスタイルなんですが、なんとこのカードは商品化されていないんですよ。嘘だろ。代わりにシャイニングスター本編を見てかわいいドレスを目に焼き付けてくれ。
・シャイニングスターには捨て回がない
4クールアニメを手軽に見たい人の中には「主要な回だけ見ればストーリーは分かるよね?」と言ってくる人がいる。あのな、シャイニングスターには見なくてもいい回など存在しない。なぜなら1話分の情報密度がすごいから。それに突然虚無からおもしろ設定が湧くので、たった1話見逃しただけで『この人ってこんな性格だったっけ……?』となる可能性が高い。
それに!ここが一番重要なんですけど!最終話のエンディングシーンの中に単発回でしか触れられてない情報が出てきたりする!だから全部見てエンディングの""重み""を感じてほしい。私が死んだらシャイニングスターのエンディングを走馬灯として流してもらう予定です。人生のハイライト部分だからね。
ところで、ポケモンなどのゲームを遊んでいるとエンディング後の要素で盛り上がったりしませんか?シャイニングスターにもありますよ、そういうの。なのでシャイニングスターのエンディング後の世界について述べてからこの記事を終わりにします。
・完走後の1話がすごい
これはマジ。何も知らない状態で1話を見ると『へえ……これがシャイニングスターですか……おもしろくなってきたじゃん』という状態になると思いますが、2周目の1話の感想は「リナじゃん!」に尽きます。ステージでShining Starを踊るナラが、ちゃんとリナに見えてくる。本当に面食らう。ステージ上のリナを知ってからの1話再視聴は本当に別物を見てるんじゃないかと思うレベルの体験ができる。すごい。
項が終わってしまった。シャイニングスターについて語れることはまだあるのに。『アイカツ!だけじゃなくてカードキャプターさくらからも影響受けてますよね?』とか、ナラとヘラとジンと私の推しのカリオペ様についての話とか。まあいいや。それは完走後の君たちに任せるよ。よきシャイニングスター生活を。