【秋田県大館市】秋の石田ローズガーデンと秋田犬会館で、薔薇の香りとドデカい犬に包まれたい
秋田県大館市 (おおだてし) は秋田県の最北に位置し、青森県との境にある。
恐らくX (旧Twitter) を利用されている、あるいは最近までされていた方であれば1度はこの街にある施設についてのポスト (ツイート) をご覧になったことがあるはずだ。あの「秋田犬会館」があるのはこの街だ。
大館市には「秋田犬会館」のほかにも大館駅前の「秋田犬の里」や看板犬のいる「ふるさわおんせん」など、秋田犬と出会える施設がたくさんある。
古い情報もあるが、大館市サイトの下記ページにて秋田犬と出会える施設やイベントなどがまとめられているため、大館市に行かれる際は是非参考にしてほしい。
(一応「出会える」と書いた理由として、犬の体調や機嫌次第ではあるが基本的に眺めるだけで触ることができる施設ではないと思った方がいい。
思わず抱きしめたくなる姿をしているが、知らない人に突然触られたらびっくりしてしまう。そもそも見ているだけで十分幸せになれる)
大館駅の近くにある秋田犬にまつわる施設といえば「秋田犬の里」だ。大館駅から道路を挟んで向かいにある。
こちらは秋田県内のお土産や観光案内所などが充実しており、道の駅に近いような施設になっている。
そして大館駅から徒歩30分ほどの場所にあるのが「秋田犬会館」と、そのすぐ近くの「石田ローズガーデン」というバラ園だ。バスで行くならば「大館市役所前」で降りると近い。
まず「石田ローズガーデン」から紹介するが、ここは元々政治家の石田博英 (いしだひろひで) が晩年を過ごし、2300平方メートルに500種類ものバラが植えられた私邸だった。死後大館市に寄贈され、現在は観光地であると共に市民の憩いの場となっている。
ここのバラが盛りである初夏と秋には「大館バラまつり」が開催され、2023年は9月29日から10月6日まで「大館バラまつり シーズン2」が行われている。
本来バラは春から初夏にかけて花を咲かす植物であり、四季咲のバラや秋バラは品種改良で生まれたものだという。
秋に咲く薔薇は1つ1つこそ小ぶりだが色が濃く、香りが強いものが多い。
バラの香りを模した香水などは無数にあるが、やはり本物のバラの品のある香りには敵わない。しかし、品種のせいか育て方のせいか秋バラであるせいか、以前初夏に何箇所か行った北海道のバラ園と比べてより香りが丸く奥行きがあるような印象を受けた。これが秋バラの力なのだろうか。
写真では香りが伝わらないことが非常に残念でならない。
そしてこの石田ローズガーデンから徒歩1分もかからない目と鼻の先にあるのが「秋田犬会館」だ。
この「秋田犬会館」は博物館法に手指定された正式な博物館ではないものの、3階の博物室は日本唯一の犬種団体の博物館となっている。
ここでは秋田犬の歴史や背景、大館市の歴史なども学ぶことができる。
そして月曜、水曜、金曜日には彼らがいる。(撮影などの為にお休みの場合もある)
それにしても、改めて見ると秋田犬は本当に大きい。あまりにも大きい上にふわふわしているので思わず笑ってしまう。
銀とくろべえはこれでも秋田犬の中でも小柄な方らしいが、それでも脚はペットボトルほどの太さがある。
秋田犬の子犬はぬいぐるみに例えられるが、大きくなった秋田犬はもはやソファーだ。しかもみっちりと毛に覆われたふわふわのソファーだ。
さらにスタッフの方曰く、まだ換毛期を終えたばかりとのことで、これからさらに毛が増えてもっともふもふになるらしい。
こんなにもふもふなのに秋田犬の全力ではないのだ。恐ろしいぞ秋田犬。
大館バラまつりは当記事公開翌日の10月6日には終了してしまうが、明後日10月7日からの三連休には郊外のニプロハチ公ドームできりたんぽまつりが開催される。
気温は肌寒くなってきてはいるが、ますますふわふわになっていく秋田犬たちと共に大館市が熱い季節はこれからかもしれない。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?