狩野ミチ

主に北東北の記事を書きます。 つぶやきは不定期、正式な記事は毎週木曜日に更新予定。アイコンは青森県八戸市に伝わる妖怪「メドツ」(八戸市博物館収蔵) 。

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北東北顔はめパネルファイル【随時更新】

 道の駅に、博物館に、思いもしなかった場所に、顔はめパネルは唐突に現れる。それなのに探してみると中々ない。  自分が訪れた先で見つけることができたご当地ならではの顔はめパネルを、この記事では随時紹介していく。  深淵なる北東北の顔はめパネルの世界に、皆さんをお連れしよう。 No.1:羅刹退治顔はめパネル  最初に紹介しておいてなんだが、寺社仏閣の顔はめパネルはかなり貴重だ。なにせ顔はめパネルはゴキゲンな観光地にあるものだ。基本的に厳かな寺社仏閣にはそぐわない。  そんな

    • おはようございます。今週末の北東北では24日に五戸町でごのへdeランタンフェスティバル、宮古市で鮭・あわびまつり、23日と24日に潟上市でぬぐだまりふぇあが行われます。各地で雪が舞い紅葉が落ちていき、早朝に土の上を歩けばサクサクと霜柱の音が鳴る日が続いています。

      • 秋田のクラフトジン「AKITA CRAFT GIN 岑 No.65」で秋田の森の香りに酔いしれる

         最近は落ち着きを見せ始めているが、ここ数年クラフトジンのブームがきていた。  ジンをご存知のない方向けに説明すると、ジンとはジュニパーベリーという針葉樹の果実を中心とした様々な植物の香りをつけた蒸留酒の一種だ。  よく売られているものの度数は40°以上と強めで、ソーダで割ったジンソーダやトニックウォーターで割ったジントニックなどは居酒屋でもよく売られている。  少し前まで日本でよく飲まれていたものといえばビーフィーターやタンカレー、ボンベイサファイアなどといった海外産の

        • おはようございます。今週末の北東北では16日と17日に黒石市で黒石りんごまつり、17日まで盛岡市で盛岡城跡公園のライトアップが開催中、17日に男鹿市で秋田船方節全国大会が行われます。街中の木々もすっかり紅葉し、早朝は霜が降りた姿も見かける北東北。そろそろ街にも雪が降りそうです

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        北東北顔はめパネルファイル【随時更新】

        • おはようございます。今週末の北東北では24日に五戸町でごのへdeランタンフェスティバル、宮古市で鮭・あわびまつり、23日と24日に潟上市でぬぐだまりふぇあが行われます。各地で雪が舞い紅葉が落ちていき、早朝に土の上を歩けばサクサクと霜柱の音が鳴る日が続いています。

        • 秋田のクラフトジン「AKITA CRAFT GIN 岑 No.65」で秋田の森の香りに酔いしれる

        • おはようございます。今週末の北東北では16日と17日に黒石市で黒石りんごまつり、17日まで盛岡市で盛岡城跡公園のライトアップが開催中、17日に男鹿市で秋田船方節全国大会が行われます。街中の木々もすっかり紅葉し、早朝は霜が降りた姿も見かける北東北。そろそろ街にも雪が降りそうです

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          実家のレシピの梅干しならぬ「梅漬け (杏漬け)」と、津軽地方の伝統保存食「紫蘇巻梅」を作りたかった

          「梅の実を塩漬けにした保存食」と言われれば、日本全国で一般的なものは梅干しだろう。  梅干しを作った経験がある人はわかると思うが、梅干しはその名の通りに途中で梅を干す工程が入る。そのおかげで適度に水分が無くなり、独特の食感が生まれると共に携行性が増し料理にも使いやすいというメリットが生じる。  対して秋田県や青森県などの北東北の一部地域では、この「干し」の工程を挟まない梅漬けという保存食が存在する。  実家では毎年祖母が梅漬けを作っているのだが、実を言うと自分は我が家で唯

          実家のレシピの梅干しならぬ「梅漬け (杏漬け)」と、津軽地方の伝統保存食「紫蘇巻梅」を作りたかった

          おはようございます。今週末の北東北では10日まで弘前市で弘前城菊と紅葉まつりが開催中、9日10日に一関市でむろね産業文化祭、10日に鹿角市できりたんぽ発祥まつりが行われます。 各地で紅葉が見頃を迎えている北東北。山間部では初雪の報も届き始めています。

          おはようございます。今週末の北東北では10日まで弘前市で弘前城菊と紅葉まつりが開催中、9日10日に一関市でむろね産業文化祭、10日に鹿角市できりたんぽ発祥まつりが行われます。 各地で紅葉が見頃を迎えている北東北。山間部では初雪の報も届き始めています。

          【岩手県北上市】北上市博物館とみちのく民俗村資料館

           先日記事にした岩手県北上市にあるみちのく民俗村。以前の記事では数々の古民家にフォーカスしたが、記事内に書いた通り同施設内には北上市博物館とみちのく民俗村資料館が存在する。  今回はこの2施設の紹介を行いたい。  北上市博物館はみちのく民俗村内、駐車場を出て右手に進み、Y字路を左に進んでなだらかな坂を登った先にある。  なお、北上市博物館はもう1つ分館が存在する。本館に当たるみちのく民俗村の博物館はから車で30分ほどの距離の場所にある、北上市博物館 和賀分館である。  本館

          【岩手県北上市】北上市博物館とみちのく民俗村資料館

          おはようございます。今週末の北東北では2日から4日にかけて弘前市で津軽塗りフェア、1日から3日にかけて平泉町で秋の藤原まつり、2日から10日まで横手市で2024マンガの日ウィークが行われます。平野部でも木々が紅葉し、長袖が手放せない今日この頃。体調には気をつけましょう

          おはようございます。今週末の北東北では2日から4日にかけて弘前市で津軽塗りフェア、1日から3日にかけて平泉町で秋の藤原まつり、2日から10日まで横手市で2024マンガの日ウィークが行われます。平野部でも木々が紅葉し、長袖が手放せない今日この頃。体調には気をつけましょう

          2日と1時間半かけて「干かすべ」から「かすべ煮(エイヒレの煮付け)」を炊く

           関東地方に住んでいた頃、これまで当たり前に見てきた食材がスーパーに並んでおらず驚いたことは何度かあった。その中でも自分にとって筆頭と呼べるものがかすべだ。  東北地方、または北海道や新潟県などに住んだ経験のある方は、スーパーの鮮魚コーナーに独特の形状を桃色の肉の塊が並んでいるのを見たことがあるだろう。  かすべと呼ばれるこれの正体はエイの仲間のヒレの部分である。厳密に言えば、写真のものは皮を剥いた状態のものである。おつまみとして売られているエイヒレの生バージョンとでも呼

          2日と1時間半かけて「干かすべ」から「かすべ煮(エイヒレの煮付け)」を炊く

          【青森県八戸市】全国朝市サミット2024の館鼻岸壁朝市はいつもに増してカオスだった

           青森県八戸市にて、毎週日曜日の早朝に行われている館鼻岸壁朝市は、日本最大規模の朝市と言われている。  毎週行われていることもあり、天候がすぐれない日はすぐに店じまいする店や出店しない店舗も珍しくないことからその日の天候次第で客足は大きく変わるが、八戸市の人口が約22万人なのに対して毎週2万人程度の来場者があるという。  全長約800mの区間におよそ300店が軒を連ねるこの朝市では八戸市やその周辺地域はもちろんのこと、青森県各地や隣県の岩手県から様々な農水産物やその加工品はも

          【青森県八戸市】全国朝市サミット2024の館鼻岸壁朝市はいつもに増してカオスだった

          こんばんは。今週末の北東北では19日と20日に八戸市で全国朝市サミット2024、20日に一関市で大護摩祈祷火渡祭と大館市で五色湖まつりが行われます。 各地で紅葉が見頃を迎えている北東北。長く静かな冬を、前に山々は鮮やかな装いに包まれています

          こんばんは。今週末の北東北では19日と20日に八戸市で全国朝市サミット2024、20日に一関市で大護摩祈祷火渡祭と大館市で五色湖まつりが行われます。 各地で紅葉が見頃を迎えている北東北。長く静かな冬を、前に山々は鮮やかな装いに包まれています

          【岩手県雫石町】岩手を代表する観光地「小岩井農場まきば園」で五感で自然と歴史に触れる

           おそらくこの記事をご覧の皆さんの近所のスーパーの乳製品売り場にも、小岩井乳業の商品が並んでいることだろう。  中でもチーズやヨーグルト、そして発酵バターは他の大手メーカーと比較すると少しお値段は張るがその価格分以上に品質も良く自分も大好きだ。  さて、岩手県雫石町にある小岩井農場まきば園は、そんな小岩井乳業の牧場の一部などが見学できる観光農場だ。  驚くべきはその面積、観光エリアであるまきば園だけで40ヘクタール。東京ドームならば8.5個分、大体USJと大体同じ広さである

          【岩手県雫石町】岩手を代表する観光地「小岩井農場まきば園」で五感で自然と歴史に触れる

          おはようございます。今週末の北東北では11日から13日にかけて八戸市で三陸芸能大発見サミット、13日に一戸町でカシオペア映画祭、12日から14日にかけて大館市できりたんぽまつりが行われます。 寒暖差も激しい今日この頃、連休を前に各地で紅葉が見頃を迎えています。

          おはようございます。今週末の北東北では11日から13日にかけて八戸市で三陸芸能大発見サミット、13日に一戸町でカシオペア映画祭、12日から14日にかけて大館市できりたんぽまつりが行われます。 寒暖差も激しい今日この頃、連休を前に各地で紅葉が見頃を迎えています。

          舌で楽しむ菊の節句。和製エディブルフラワー「阿房宮」と今はなき地酒「菊駒」、そして北東北のワタリガニ

           食用菊と聞いて恐らくほとんどの地域の人が想像するのは、刺身のツマとして入っているたんぽぽのような小さな花だろう。  しかし青森県南東部や岩手県の北部を中心とする旧南部藩地域や山形県では、花の直径が5〜10cmほどもある食用菊が昔から親しまれている。  これらの大きな食用菊は薬味に使われるものと比べて苦味が穏やかで花弁が柔らかく、花弁だけをむしり取って食べることが多い。料理の彩りとして使われることももちろんあるのだが、大抵の場合は茹でたものをお浸しにしたり天ぷらにしたりと料

          舌で楽しむ菊の節句。和製エディブルフラワー「阿房宮」と今はなき地酒「菊駒」、そして北東北のワタリガニ

          おはようございます。今週末の北東北では5日と6日に田子町でにんにくとべごまつり、盛岡市でいわて酒ノ宴、湯沢市で全国まるごとうどんエキスポが開かれます。寒暖差の激しい日々の中、食欲の秋らしいイベントも増えています。

          おはようございます。今週末の北東北では5日と6日に田子町でにんにくとべごまつり、盛岡市でいわて酒ノ宴、湯沢市で全国まるごとうどんエキスポが開かれます。寒暖差の激しい日々の中、食欲の秋らしいイベントも増えています。

          農林水産省お墨付き「二子さといも」の食感に悶える

           日本全国各地に存在する多彩な農林水産物。それらの中には地元で愛され続けているローカルなものもあれば、日本全国のこだわりの店で愛され、更には日本を飛び出し海外へも進出しているものもある。  日本或いは世界の農林水産物を相手に渡り合う際に特にその個性と品質で勝負するとなると、その商品ならではの特徴や品質などを保証することは、1つのブランドとして成り立たせるための重要なポイントである。  さて、この保証の中でも2015年から始まったものに地理的表示(GI)保護制度というものがあ

          農林水産省お墨付き「二子さといも」の食感に悶える