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【国際結婚】「白黒つけない」はフランス人の美徳?

※以下、Emily in Paris Season 4のネタバレが少しあります。

フランス人のパートナーと喧嘩になるたびに、問題の原因を突き止めて解決を試みたい私 vs 次回は気をつけようねーで終わらせたいパートナー間の違いが浮き彫りになり、お互いにより苛々するという悪循環が起こっています。

私は私で、気をつけようなんて曖昧な言葉で何も解決になってなくない?って思いますし、あちらはあちらで毎回しち面倒臭い長々とした話し合いをやめてくれと思っていることでしょう。
彼いわく、白黒つけなくたって、また問題になったら考えればいい話で、いったん問題の存在を忘れる方が有意義とのこと。原因はなんだろう、どう解決しようという話し合い自体、問題がそこにあることを思い出させられるから嫌なんだそうです。問題があるって分かってるのに解決していない(少なくとも解決策に同意すらしていない)宙ぶらりん状態が気持ち悪いと感じてしまう私には、全然その気持ちは分からないんですが。

性格の不一致かなと思っていたのですが、フランスを舞台にしたドラマ "Emily in Paris" でこんなシーンがありました。

Mindy - Emily, who are you right now?
Emily - Someone who's living in the question instead of always trying to find the right answer.(中略)Everything doesn't always have to be so black and white.

また、Emilyが上記の会話からアイデアを得て、gray areaをコンセプトにしたピッチをクライアントにした後、Sylvie(Emilyのフランス人上司)がそのピッチを褒めるシーンでは、

Sylvie - I'm a little surprised though.
Emily - Why?
Sylvie - Americans can't tolerate ambiguity. The simple girl that walked in here from Chicago could have never conceived that pitch.

なるほど、Sylvieいわく、白黒つけたがるのは"Simple"な人間なんですね。Emily in Parisがリアルなフランスを描いているかというのは疑問が残るところではありますが、この「曖昧さの許容」ってフランス人あるあるなんでしょうか。

結局、Emilyはやっぱり白黒ついてないの無理!ってなってますし、私も完全には理解できないなぁとは思うのですが、全ての問題にこれっていう解決策があるわけでもなく、問題はあるっちゃあるけど、それも含めてまぁこういうもんかと受け入れるのも必要なのかもしれない...時と場合によって。

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