「目標を達成して見る景色のほうがきっと輝いてる」を確かめてみた
おはようございます、こんにちは、こんばんは、
現在フランス留学中の大学生、せらびです🌷
誰にでも心に残る大切な言葉があると思います。私にとってはタイトルの言葉がその一つです。そしてこの言葉に出会っていなければ、おそらく、いや絶対に今私はフランスにはいません。
だから、私を留学のスタートラインに立たせてくれたこの言葉についてお話ししたいと思います。
言い訳はポンポン思いつく
私は結果的に今留学していますが、その過程ではだいぶ逃げまくりました。
留学は長い間自分の夢のひとつでしたので、入学先が決まった時、まずいちばん最初に大学の留学制度を調べました。そして目につけたのが「派遣留学制度」というもので、これは留学先の授業も単位認定ができるし、何よりも100万円の給付奨学金がもらえるという、なんとも優しい制度でした。目指さない理由がありません。
そして申し込むには、各派遣先大学の要求するGPAと語学スコアをクリアしていることが必要条件でした。各学校によってばらつきはありますがIELTSは最低が6.0、それ以上を取ればより申し込める選択肢が増える、という感じでしたので、私はまず6.0の達成を目指しました。最初の数ヶ月は本当によくやっていたと思います。
でも大問題が起きてまして、GPAは何とか耐えていたものの、IELTSの成長は一向になく。1年半かけて2回受験したOverallの結果は5と5.5。4技能個別のスコアを見れば4.5を叩き出してしまっているものまでありました。
でも本当は一年半の間、「本気でやらなかった」というのが正解でした。
単位と関係ないから失敗しても卒業できちゃうし、自分の問題だから誰にも迷惑かけないし、と正直完全に語学学習をやめたがっていたんですね。
優しい鬼の喝
IELTS対策を始めて1年半以上経った大学2年生の10月、
「留学は行きたいから別の留学制度にしよう、奨学金は出ないけど今のスコアでも申し込める」と思ったんですね。完全な妥協でしたが何とか真っ当そうな理由をつけ、母に相談しました。
母は「お金は用意できる、留学は応援しているから出してもいい」と言ってくれました。でも続けて、
「でも、派遣留学に行きたいとずっと言っていたよね。目標にしていた6.0をとって見る景色のほうがきっと輝いているんじゃないの」
そう言いました。
親という存在はすごくて、おそらく私の誤魔化しを見抜いていたのでしょう。
そのあとはそんな優しいばかりなわけはなく、今まで私がIELTSを適当にしかやっていなかったことを徹底的に言及され、いっぱい喝を入れられました。
悔しくてムカついて、でも残念ながら母が言うことが正しくて事実だったから、
「絶対やってみせる」「これがラストチャンスだ」と3ヶ月本気で勉強をすることにしました。
そしたらポンッと6.0を取れてしまったのです、
あんな一年半もぐだぐだしてたのに、3ヶ月で。
嬉しくてたまりませんでした。ようやく応募資格をゲットし、「私も留学をめざしてもいい」と言ってもらえたような気分でした。
母からこの言葉を貰ったさらにまるまる一年後、私は無事「派遣留学制度」の合格をゲットました。IELTSの学習を初めてから実に三年弱、だいぶかかりましたね笑
それから2年後
今、目標を達成して見に来てみた景色はたしかに金ピカに輝いてる。
母よ、その些細な一言が9700kmも離れたこんな場所まで私を連れてきてくれた。
だから確かめて見たけど、だいぶギンギラギンな感じよ。
だから、結局、そういうことなんだよななぁ。
明日もそう言えるように、コツコツと自分を磨こうと思います。
C'est la vie.