通行人をお客様にする方法⑥
おはようございます!!
昨日、ちょっといい話を聞いたのでお伝えしたいんです。
ある方のブログを見ていましたら、
「WBCから学ぶ」
というタイトルで始まるものがありました。
それは、WBC大会でインタビューを受ける大谷選手の言葉でした。
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準決勝・メキシコ戦の試合終了後のコメント。
この試合で大谷選手は9回先頭バッターとしてサヨナラにつながる二塁打を放ったわけですが
「塁に出るということは決めていた。」とコメント。
「塁に出たいと思っていた」とかではなく「決めていた」。
決めていたから「四球でもいい。甘い球だけを打つ。」とやるべきことが決まる。
そして本当に塁に出て二塁まで行っちゃう…。
これが大谷の強さの秘訣かと感心したひと言でした。
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私も、昔から「商売の楽しさを知ってもらいたい!」とは思っていましたが、思っていただけで何も行動に移していませんでした。
なので、「商売は面白い、楽しい、儲かる」ということを伝えたい!教えたい!と決めたので、noteを始めたんです。
何が良いのか?何が正解かは分かりません。
しかし、やると決めたら、やり続ける。と決めたんです。
はい!
では、今日は
入りやすい店・入りにくい店(路面店の場合)
というのをお話ししていきます。
★Vista(ビスタ=眺め・見通し)の仕掛け
店頭と店内はお客様から見た印象は、例えるならば一枚の風景画です。
ところが、店の経営者や店長、販売スタッフのほとんどは「わが子」を見る目線で自店を見てしまいます。
だから客観的に見直すことができないのです。必ず一日一回はお客様視点で店頭を見直すようにしてください。
さて、店頭をチェックするときに、さきほどの「ビスタ」について考えてみてください。このビスタについては、業種別の浅瀬効果(見えがかり=目に見える部分)と期待度(エクスペクテーション)との関係を考慮する必要があります。
一般的には浅瀬効果が高い(店頭から店内までが見えすぎる)と期待度は低くなりますが、オープンなイメージなので比較的入りやすく、購買を促進する効果があります。
ただしこの場合、方法を間違えるととんでもないことになります。
また、浅瀬効果が低い(理・美容サロン、エステ店、高級飲食店、物販で言うと【ヴィレッジヴァンガード】のようなゴチャゴチャした雑貨店)と期待感が膨らみ、プライバシーを守るという信頼感を生み、効果が上がる場合があります。
このように、業種によってビスタのパターンは一概にこうでなければならないということはありません。
自店がどのようなタイプの店であるかを認識し、つねにビスタのコントロールが必要だということです。
★ビスタ・パターンを有効に生かした入りやすい店にする方法
①クローズバック(背面壁面)タイプのウインドーがある場合
クローズバックタイプのショーウインドーの場合は、店内の見通しはゼロです。商売として直接売り上げにつながる販促効果があまり期待できません。
しかし、限られた空間だからこそできるドラマティックな演出により、店や商品、展開テーマのメッセージやインパクトを伝える効果はバツグンです。
店の格&グレードは、エリアにおける存在感、街全体のイメージアップなどには多大な成果をもたらしてくれます。
気を緩めることなく絶えず鮮度感のあるウインドーを維持すれば店への期待感は高まり、こういう店で買い物をしたいという欲求をかき立てます。
②オープンバック(シースルー)タイプのウインドーがある場合
シースルータイプのウインドーは店内への見通しはよく、店内の品揃えまでもが見通せます。
見せてしまう分、大きな期待感は薄れますが、店内に多数のお客様がいる場合は非常に入りやすく、つられて入るお客様も多くなります。
しかし、店内に販売員の姿しかなく閑散とした状態になると、期待感がもてないばかりか自分が獲物になる恐怖感から入店意欲がそがれてしまいます。
こうしたシースルーウインドーの場合は、チラ見せが効果的になります。
つまり店内もチラリと見え、しかもVPでのアテンションや憧れ感もアピールできるという方法です。
1枚のスクリーンを吊るすことで注目効果を高めることができます。
スクリーンを吊り下げて背景となる店内の景色を遮断してしまい、メインVPを際立たせ、魅力をアピールします。
完全に遮断していませんから、隙間からさりげなく見える店内の様子は、興味と好奇心を誘い、入店意欲をそそるのです。
取り外しのきくパーテーションなども同じ効果があるので活用するのもひとつです。
はい!!
今日はここまでとさせてください。
また明日にお会いできるのを楽しみにしております。