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成功する弱みの見せ方② 子どもが遊具のボタンを押せる遊園地
おはようございます!!
4.子どもが遊具のボタンを押せる遊園地
夜の遊園地って素敵だと思う。
非日常感があって、ドキドキする。
原澤さんの企画の採用基準とは?
参加する人たちの笑顔が自然にイメージできるもの。
そういったものだけを採用する。
他にできないことをやる
同じ夏にスタートした「るなぱDeohhh!しごと」も同じ。
これは、夏休み期間中の平日限定で、小学生以上を対象にしたお仕事体験。
るなぱあくで働くスタッフさんの仕事を学ぶ。
このイベントの目玉は、遊具の始動ボタンを実際に押せること。
それだけが目的で参加する子供も少なくない。
参加する人の立場になって、面白いかどうかを考える
全国どこに行っても子供が遊具のボタンを押せる遊園地ってないはず。
でも、自分が子どもだったら押したいはず。
遊園地で働きたいという夢を持っている子どもに、まずここで試しにさせる。
とにかく参加する人の立場になって、面白いかどうかを考える。
でないと、リピーターにならない。
何度でも通いたくなる遊園地
見逃せないのは、「るなぱDe ohhh!」を体験した子どもたち。
この子達も、リピーターになっていること。
なかには、毎年参加する子もいるという。
遊具が少ないるなぱあくでは、混雑していない日なら半日で全て乗れる。
その小さな遊園地に、何度も通いたくなるキッカケになっているのだ。
5.来園者のデータを活用
原澤さんは、スタッフさんにも自由にアイデアを出すように求めている。
ひとりの女性スタッフの提案から発展した企画もある。
それは「誕生日ごとになにかイベントやったらどうか」というもの。
そして、2016年1月から始まった、「ばぁすでぃ」になる。
0歳から乗れる遊具もあるるなぱぁく。
4歳になるとすべての遊具にひとりで乗ることができるようになる。
リピーターをつくる仕掛け
そこで、4歳の誕生日から1カ月の間は何度でも乗れるようにした。
8台の遊具にそれぞれ1日1回、それも無料で。
利用する4歳児には「ばぁすでぃ」カードを配る。
そして、遊具に乗るたびにシールをもらう。
最終的には、コレクションできるようになっている。
親心と子心をくすぐり、間違いなくリピーターを作る仕掛けになっている。
自然に顧客カードができている
もうひとつ、とても重要な役割を果たしている。
それは「ばぁすでぃ」カードをもらう時である。
もらうには、誕生日であることを証明しなくてはならない。
その時が重要。
子どもの氏名と住んでいる地域(住所ではない)などを記入してもらう。
あくまでも自然である。
データに基づいた広告を打つ
それが、貴重なデータとして蓄積されている。
都道府県、県内の市町村、どこからどれぐらいの人がきているか、わかる。
このデータの使い道はというと。
例えば広告を打つ時にどこに出せば効果的かというのもわかる。
これ、本当に大事なこと。
データの活用で競合と提携
入園者をデータ化するのは難しい。
多分、遊園地としてこのデータを持っているところは少ないはず。
このデータから浮かび上がってきたことが貴重。
地元の前橋市、人口が多い高崎市からの来場者が多い。
続いて、伊勢崎氏と渋川市からの来園者が多い。
これは、データ化しなかったらわからなかったこと。
競合ではなく共存
興味深いのは、伊勢崎市と渋川市にも遊園地があること。
それは、華蔵寺公園遊園地と渋川スカイランドパーク。
そこで原澤さんはまず華蔵寺公園遊園地と提携した。
互いにリーフレットを置くことから始めた。
データの活用については、「まだできることがたくさんある」という。
はい!!
今日はここまでとさせてください♪
明日は「お客さんの意見や反応が一番大事」からお話しします♪
また明日もお会いできるのを楽しみにしております♪