長靴が子どもの体に及ぼす影響
子どもは水たまりが大好き、「ピチピチチャプチャプ」ここで長靴の登場となりますが長靴を頻繁に履き続けることは避けた方が賢明です。
子どもの足の成長と履物の関係
足の形態は歩き始めから4歳ぐらいで決まりますので、その間に足に適した靴を履かせ良い運動をすることが正しい発育の鍵になります。
3歳では骨の形成が不十分で7歳になるとハッキリとしてきますが、視点を変えれば足の骨格形成は3歳では可逆性があり7歳では不可逆性が強くなるともいえます。
つまり子どもの足をプリンに例えると、プリン液を入れた容器が傾けばプリンは傾いて固まり、その後の補正は難しいのと同じです。
子どもが長靴を頻繁に履くことで懸念されること
長靴の構造については前回(長ぐつ、足のトラブルに要注意)でとり上げましたが、“ゆったり”していて足の支えが弱い特徴があります。
足の骨格ができていない時に踵がユルユルで運動に適さない長靴を頻繁に履かせると踵の骨が外側に傾いてしまう可能性が大きくなります。
踵の骨が体の中心から外側に向いてしまうと扁平足になりやすく、足のトラブルの他、体が歪む原因にもなります。
長靴が大好きでそれしか履かない子どももいるようですが、長靴はTPOを考え上手く履かせてあげて欲しいと思います。