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アルバム制作裏話~03 : コーソク~

あるネットの中の人が言っていた。


「なんでアルバイトしながら学校に行っちゃいけないの?
テストで100点取れればそれでよくね?」


私の奥の何かと共鳴しながら、この曲は生まれた。



この記事を読んでいる人は、中高生の頃、「校則」というものに縛られたことはあるだろうか?

あるいは、自由な学校に通って、自分の好きなような容姿でいられただろうか?


私は完璧なる前者だった。


そして、この曲は、【校則によって苦しんでいる当事者】についての曲である。




私が中学生の頃は、前髪が眉毛にかかったら駄目。
少しでも肩にかかったら結ぶ。
男性の場合は、耳にかかったらアウト。


【校則】というものを生真面目に全員が守ったとしたら、
それこそ前回の記事で書いた、「証してくれよ」のような「個性が許されない」状態が色濃くなる。

そんな、いわゆる校則が【厳しめ】の学校で、前にならえ状態で、私は過ごしていた。




特に、【校則】といえば、私がゾッとする有名なニュースがある。


それは、
「生まれつき茶髪の人」や、「生まれつきパーマヘアの人」が、
【先生】という大人たちから強く言われ、「地毛証明書」を出させられること。



その証明書を出させられるだけならまだいいかもしれない。
中には、「黒髪にしなさい」と言われたり、「パーマを取りなさい」と言われたりする例もあるらしい。


芸能人の中にも、それで苦労した人がちらほらいるようだ。


例え証明書を出すだけだとしても、まるで【個性】そのものが否定されている気持ちになってしまう。
皆同じ髪型で、同じ格好で、行動範囲まで皆同じが美徳とされる。

そんなところまで腐っているのかと思うと、本当に背筋が凍る。



私がその学校にいた場合、どうなっていたのだろう。


私は生まれつき超の付く【天然パーマ】で、
中学生の頃は、ほぼ爆発していた。


私の中学校では幸い、私に対しては何も言われなかった。


(当時髪質が良くなさすぎて、【THE ただのくせ毛】みたいな感じだったから言われなかっただけかもしれないが…。)



しかし、そういった「天然パーマ」であるからこそ、
違う学校で、証明書を出させられるような現状があると思うと、
一層感情移入をしてしまう。



何故少しでも他の人と違う見た目をしているだけで、
矯正させられないといけないのだろう。

何故少しでもそういった目立ったところがあると、見た目や表面的なところだけで、その人を決めつけるのだろう。



今、ドラマや、インフルエンサーなどが、そういった【個性の重要性】を考えさせられるような発信をしていっている。


また、政治家の中にも、そういった【個性】が尊重される世界になるように行動している人もたくさんいる。



私が出来るのは、こうやって、【芸術】として昇華することだけだ。


当事者がもし誰にも理解されない苦しさを抱えているなら、
この曲を聞いたときに少しでも楽になってもらえたらと思う。


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