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人が投資するべき対象とは何か?



僕は、学生が有り余る時間と少量のお金を何に投資すれば良いのか疑問だった。

近年はスマホやPCを誰でも持っている時代になり、情報を発信する媒体とキャッチアップする媒体の母数の線形的な比例関係に基づき情報が錯綜しており時間の投資先も難しくなっている。

僕が最近驚いたのは、選挙とTikTokの関係性だ。

僕が最近話した20歳の大学生はこんなことを言っていた。


「知ってますか?世間がWBCが盛り上がっている中、国会で日本人が徴兵されるような法案が通りそうになっていてそれを止めようとしている政治家が山本太郎って言う、れいわの党の人だけなんですよ。」


表面的な情報だけでなく色んな情報を精査した上でもう少し本質的な思考をした方が良いよとだけ言っておいた。




話は変わるが、情報社会と言われる通り本当に様々な情報が知らないうちに出回っている。

すると、メリットデメリットを正確に把握しないまま得た情報が、自分の生涯の意思決定に影響してしまうことも多くなってしまう。

その顕著な例が学生の”自己投資”で

やりたい事がわからない大学生がいつか自分の役に立つからという理由で将来役に立つはずもない情報にお金と時間を消費している。

・副業で月収〇〇万円のスキル講座
・半年間で〇〇の資格講座
・オンラインで出来る!ExcelとPowerPointの基礎〜応用まで


その”自己投資”が役に立つ日が来ることを心から願う。



自己投資という言葉が出てきたが、投資の本質は”回収率”であると自分は思う。

ファイナンスの側面だけ考えると回収率が短ければ短いほど優秀だと思う。

しかし、自己投資などはお金以外の部分を考慮しなければならないのが難しい部分だ。

特に学生は、投資した資産をPL的にもBS的にも
・いつ
・どうやって
・どんな風に
・どれくらい
回収するのか?は相当な人材でなければ見極められないと思う。

そもそもビジョンやミッションの有無でそれが最善かすらも変わってくるので若いうちの自己投資を最善を選択することは酷な話だとは思う。




本題に戻ろう。
そんな学生は何に投資するべきなのか?

A,無形資産に投資する。

それは時間であり、ついていく人間、必要な情報である。


では合理性や直近の利益に左右されずいつ回収できるかも分からない無形の資産に時間もお金も環境さえも投資する事で何を得るか?


確信と感性


それに尽きる。
人脈づくりやキャッシュポイントを増やすためだけに費やす投資は
あくまで利益(リターン)を享受する時期を延期しているだけであって
雇われバイトをしている消費者的思考の上位互換でもあり延長線上でもあると思う。

個性や自分らしさが付加価値になりうる現代では旧時代に好まれた目新しいものより哲学や確信など個人にしか出来ない事が重視される。

だからこそ確信と感性を育む。

それは社会的に評価されるからではなく
その方がワクワクするし、無茶な理想に対しても羨望ではなくどう実現するか?と言う思考になるからである。

確信と感性の幅を豊かにすることで価値基準が自分自身の中で確固たるものになり、哲学が生まれる。すると人間的に深みが出る。

それが付加価値になり社会的に評価される。


だから本を読む。noteを書く。経営者と話す。




人(特に学生)が投資するべき対象は無形資産。
そして、確信と感性を取りに行く。







でも、永遠に無形資産ばかりに投資しても社会的に弱者になっていくだけであるのでいつかその”自己投資”を有形資産にするべく

現状の社会的弱者という立場を理解し、失敗が許される”学生”という最高の免罪符をフル活用する事が一番重要だったりする。




僕は今年動画編集を主軸としたクリエイター系の会社を起業する。

煌めく感性が社会的に影響を与える芸術と経営の融合した未来が、今の自分にワクワクを与えてくれているからだ。



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