ここでしか得られない経験で、多くの強みを持つデザイナーに
カンム歴史博物館へ、ようこそ。カンムは2024年で創業13年を迎え、新しい仲間が加わり60名以上の組織に成長しました。今後も「スタートアップらしさ」を忘れないために、アーカイブされた記事を一部公開します。今回の記事は2019年5月に公開されたデザイナー 小山内 勝則のインタビューです。
SQLを書きながらバンドルカードUIやLPを改善しまくるマルチなデザイナー、小山内さんにインタビューしてきました!
── 入社時期と職種をおしえてください
2018年の5月16日、自分の34歳の誕生日に入社しました。デザイナーとしてアプリのUI改善、LPやコーポレートサイトのデザイン/開発をメインにデザイン全般に関わっています。
── カンムに来る前は何をしていましたか
前職ではUIデザイナーとして受託業務を1年半くらいやっていました。その前は主にフロントエンドエンジニアとして制作会社でウェブサイトを作っていましたね。案件によっては自分がUIデザインを担当することもあり、エンジニア時々デザイナーみたいな期間が7年くらいありました。
一番最初に入った会社ではウェブアプリケーションを開発したり、人工衛星の実験業務でネットワーク機器の設定や疎通確認といったネットワークエンジニアみたいな業務をしたりでした。
── え、宇宙ですか?
ロケットの管制業務や人工衛星の運用など、JAXAさんの業務をお手伝いしている企業でした。
もともと工学部でプログラミングを勉強していた流れもあって最初はプログラマーだったのですが、人工衛星に興味があったので、2年目以降は地球観測衛星のアンテナ設備の運用とか、インターネット衛星の実証実験業務をやらせていただいたんですよね。
なかなか貴重な経験でした。
── そこからデザイナーになったんですか
徐々に、ですね。プログラマーのときコードを書く作業は得意ではなかったですが、やっているときは時間を忘れて没頭できましたし、自分が書いたコードでブラウザの中身を動かすことがとても楽しかったので、ウェブデザインの業界に興味を持ちはじめました。
その後フロントエンドエンジニアとしてウェブ制作会社に入り、興味があったデザインも独学や仕事を通じて学んでいき、徐々にデザイナーにシフトしていった流れですね。
── 今の業務でやりがいを感じる瞬間ってどんな時ですか
アプリやウェブの改善をした後、効果を数字で追うのがすごく楽しいです。リリースしてすぐ Re:dash や Google Analytics でユーザーの動きと効果が見えて、その数字を見ながら次の手を考えていく。プロダクトが良くなっていくことの実感がやりがいにつながっています。
たまに思ったより効果がでないとか、逆に悪くなってしまった、みたいなこともあるんですけど、それも自分の知見として溜まっていく。効果が良かった改善でも想定と結果の差は少なからずあるので、成功と失敗、どっちに転んでも学びとして蓄積されていくのがいいですね。
SQLはカンムに入るまでほとんど書いたことなかったんですけど、グラフを出すたび気づきがあって楽しいです。「あ! 思ったとおりの結果だ!」とか、「想像と現実は違った」みたいな発見があって。効果測定のグラフで、結果が良いものは一日に何回も眺めちゃいます。にやにやしながら。
── カンムの魅力や特徴をおしえてください!
仕事に対する責任感が強く、遊び心のある大人たちが集まっていている印象があって、そこに魅力に感じますね。一人ひとりが楽しみながらなにかしらの改善アイデアを企んで、それが誰かからお披露目されたときに、周りの人もワクワクできるっていう、そういう雰囲気とか。
初回の Kanmu Tech Day(日常業務で感じている不便をテクノロジーで解決する日)がすごく印象的でした。初回なのに非エンジニアもコード書いたりして、1日で結果を出すっていう。何かをやるって決めたらみんな全力で取り組んで、それを形にできるチームって案外珍しいんじゃないかなと思っています。
── 今後どういう人と働いていきたいですか
チーム間の距離が近いからこそ、自分の専門領域に閉じこもらずに色んな分野に興味を持っていける人が良いなと思います。
事業会社のデザイナーは関わるプロダクトに限りがあるので、UIだけとか、グラフィックだけとか、関わる範囲を1つや2つの専門領域に閉じちゃうのはもったいないなと。イラスト、コピーライティング、写真、データ解析、マーケティング、SEO、コーディングなどなど、実際にチャレンジする機会や活かせる場面はたくさんありますし。
領域にこだわらず「幅広くデザインしていこう」というマインドの人と一緒に働けたら、お互いの得意分野を刺激しあって成長していけるような気がします。
── 最後に今後達成したい目標を教えてください!
この環境じゃないと到達しえないデザイナーになりたいなっていうのがありますね。デザイン業務以外のことも学べる環境なので、例えばSQL書けて、データ分析ができて、コーディングもできて、ややこしい仕組みをわかりやすい言葉に変換できて、伝わるビジュアルも作れる、守備範囲の広さで勝負できるデザイナーになる、とか。
僕は美大出身のデザイナーでもないので、非美大卒コンプレックスみたいなのが少なからずあったりするのですが、プロダクトのクオリティを上げるのに必要なのはグラフィックだけじゃないですし、広い守備範囲を持っていればその守備範囲の掛け合わせで強みを発揮できると思っています。
プロダクト観点で言うともっとデザインでもサービスの認知を拡大させたいです。これまでいくつかUIを改善してきて、わかりやすくなったという声をブログなどで目にすることもあるのですが、それならわかりやすいの代表例にしたい。他社のデザイナーから参考にされるプロダクトをつくるのが当面の目標ですね。
── ありがとうございました!
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