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#これからの1000年を紡ぐ企業の一刻を。 KANMAKI、noteはじめました。
はじめまして、関西巻取箔工業株式会社です。
「KANMAKI(カンマキ)」と呼んでください。
創業70周年のタイミングで公式noteをスタートすることになりました。
まずはご挨拶として、KANMAKIがどんな会社なのか、noteをはじめた経緯についてお伝えします。
ーはじめまして、KANMAKIです
KANMAKIは京都の中心地から車で60分ほど、美しい山と豊かな自然が広がる大原にあります。
創業は1952年。70年続く京都の“顔料箔”のメーカーです。
西陣織に使われる金糸をつくるための製箔技術をルーツに、 顔料箔の製造を始めました。
顔料箔とは、顔料や接着剤が塗られたフィルム状のインクです。
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“箔”と聞いて「金箔」を一番に思い浮かべる方も多いと思いますが、世の中に溢れている金色のほとんどが、金属の粉を付着させたフィルムを“熱で転写した箔”です。
顔料箔はその「色バージョン」です。
着色されたフィルムを熱で転写する印刷技法を用いて、主にプラスチックを中心に紙や木材などの素材へ加飾します。
また、顔料箔では熱転写という特性から、環境への影響が指摘されるVOC(インクや塗料などに含まれるアルコールやシンナー等に代表される有機溶剤)についても、インクをコーティングする段階でVOCを除去することができます。
VOCは大気中へ放出されると、環境破壊や健康被害を引き起こす可能性もあり、火災の原因にもなり得る非常に危険なものです。
地球環境にやさしく、生産現場の安全性も高いため、今後さらに顔料箔に注目が集まると予想されます。
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顔料箔って何に使うの?
どんなところで使われているの?
と思ったそこのアナタ。
あまり馴染みがないようにも思えますが、実は私たちの日常生活や身の回りにも、顔料箔が使用されているモノはたくさんあるんです!
食品包装ラベルの製造年月日等の印字、自動車のエンブレムやナンバープレート、化粧品ブランドの容器やパッケージ、スーパーの買い物カゴ、定規のメモリ、書籍の表紙等々…。
新型コロナワクチンの接種時に使用されている注射器の目盛りも、KANMAKIの顔料箔が活躍しています。
ぜひ身の回りのモノをチェックしてみてくださいね。
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ー箔をつけるシゴト
【箔をつける・箔がつく】評価が高くなる。値打ちが上がる
文字通り、KANMAKIは“箔をつけるシゴト”をしています。
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たとえば、高級感ある黒一色のコンパクトケースにくっきりと浮き立つ白いロゴ。
そこには、受け継がれてきた伝統や文化、ものづくりへのプライドなど、ブランドが持つアイデンティティが宿っています。
存在一つで商品の付加価値を何倍にもするロゴ。
その印象を大きく左右する“色”を担うのが、KANMAKI です。
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「つくりたいをカタチにする」
世界観を表現することに徹底的にこだわる作り手の挑戦をカタチにできるよう、私たちも数グラム単位のインクの調色作業と1/1000ミリレベルのコーティング技術をもって、僅かな色の違いや深み、印象を表現します。
京都で半世紀以上にわたり培ってきた技術をさらに極め、作り手がプライドを持って生み出した商品やブランドに“箔をつける”。
そんな存在となることが、KANMAKIのめざす姿です。
KANMAKIでは、顔料箔をもっと身近に知っていただくためのワークショップや、アーティストとの共創活動によって廃材を用いたアート作品の創作なども実施しています。
ー今日の仕事の先に、1000年後の未来がある
持続可能な社会の構築に貢献している企業として、2021年京都市から「1000年を紡ぐ企業」に認定されたKANMAKI。
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70年続く企業だと説明しましたが、実は「事業承継型ベンチャー企業」でもあります。
ビジネスコンテストやイノベーションピッチなどにも登壇し、有難いことにさまざまな賞もいただきました。
顔料箔を「印刷塗装業界の環境負荷を軽減するソリューション」と位置づけ、環境問題や社会課題に取り組むだけでなく、製造業としてはまだめずらしい週休3日制や育児のための時短勤務の導入、職種に応じたリモートワークなど、スタッフが働きやすい制度を積極的に取り入れています。
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現在では会社の成長によって仲間が増え、社内外を問わず新しい取り組みが次々に生まれています。一方で多様な働き方を取り入れたことにより、偶発的なコミュニケーションが減る側面もあります。
そこで、KANMAKIのことを皆さんにより知っていただくために、noteを始めることにしました。
長年働いているメンバーも、新しく入ったメンバーも、お取引先の方にも、社外の方にも、インターンを検討されている学生さんにも、KANMAKIのことを初めて知る方にも。
社内の出来事やメンバーのこと、商品やKANMAKIが取り組んでいることにどのような想いや背景があるのかを、このnoteを通して知っていただき、コミュニケーションがうまれるきっかけになればと思います。
今日の仕事の先に1000年後の未来がある。
明日があって1000年後に繋がっている。
これからの1000年を紡ぐ企業の1刻のストーリーを、皆さんと共有できたら嬉しく思います。
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KANMAKIは現在スタ★アトピッチJapanにエントリーしています。
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