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筋トレ的に自分を深掘り!『最高の未来に変える 振り返りノート習慣』

毎日忙しくて、「私、何やってるんだろう」という思いが離れない。
感情がこんがらがって、ごちゃごちゃした気持ちがほぐせない。
自分のことなのに自分がわからない……。
 
そんな悩みが、たったひとつの習慣で解決するかもしれません。

「振り返りノート」と聞くと、ノートにあれこれ書き込んで、じっくり反省しなきゃいけないんじゃないか……と思うかもしれません。
でも本書のメソッドは違います。
1日の中で心が動いたことを3つ、ごく簡単な文でノートにメモするだけ

『振り返りノート習慣』150・151ページより

サンプルでも、1日にたった3~4行しか書いていませんよね。
これなら10分とかからずにできます。

筆者の山田智恵氏によれば、この3行が溜まっていくことによって、自分のデータベースができていくのだそうです。
そして、定期的に「振り返り」をすることによって、「「そのとき」の感情に囚われず、客観的に自分や状況を見られるようになる」とのこと。

山田氏はそれを、「葉っぱからアプローチ」して「次第に幹が見えてきて、根っこまでたどり着く」と表現しています。

「葉っぱ」は自分の体や心の状態、「幹」は自分の特徴や価値観、そして「根っこ」は本当の望みや想い。
そうして深掘りした自分を活かしていくことで、行動を加速していくのが、本書の「振り返りノート習慣」です。

スポーツ選手が筋トレを欠かさないことで、専門分野を強化していくことに似ていますね。

「でもデータベースをつくるだけならともかく、振り返りのときは、長時間ノートに向かわなきゃダメなんでしょ」と思ってしまったあなた。
心配しなくても大丈夫です。

本書で一番大事にしているのは、習慣化。
山田氏は、振り返りにかける時間は「5~10分程度」、「丁寧に振り返りたいときは、30分ほど」と言っています。
それなら休日、朝のコーヒーを飲んでいる間にでもできそうですよね。

振り返りを深める方法として、考え方のポイントを押さえた「7つの振り返りスキル」もレクチャーしてくれるので、短時間での振り返りも夢じゃありません。
(ちなみにこのスキル、思考力を高めるためのものなので、仕事でも役立つ便利スキルです)

おまけにダウンロード可能なフォーマットまで用意されていて、とにかくラクな気持ちで振り返りに臨めます。

3種類の振り返りフォーマットがダウンロードできます

なお、日記が続いたことのない私(安岐)が本メソッドを試してみたところ、

・1日のできごとを、心が動いた3つに絞る
・3行程度にまとめて書く
・時間をかけてはいけない!

この3つのポイントが功を奏して、今のところ1週間続いています。
日記に憧れがある、という人にもオススメです。

たった1冊のノートでできる「自己理解筋トレ」、始めてみませんか?

(文=安岐はづき)

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