見出し画像

【本のあるところ ajiro】『正義はどこへ行くのか』(集英社新書)&『はたらく物語』(笠間書院)ダブル刊行記念「河野真太郎さんと、ポップカルチャーから社会を読み解く」(1/13)

トークイベント:『正義はどこへ行くのか』(集英社新書)&『はたらく物語』(笠間書院)ダブル刊行記念「河野真太郎さんと、ポップカルチャーから社会を読み解く」

お申込はこちらから
会場参加チケット
オンラインチケット

 2023年春の國分功一郎さん(哲学)、同年秋の酒井隆史さん(社会思想史)に引き続いて、2024年の冒頭に河野真太郎さん(英文学)を福岡にお招きすることになりました。このお三方のお仕事には、愚直なまでに一貫して「労働」という視座を主軸として、「働くこと」の現実を見据えられているという共通点があります。河野さんはマンガやアニメ、映画の人気作品を取り上げながら「仕事と働き方」にスポットを当てた新しい読み方を提示した『はたらく物語 マンガ・アニメ・映画から「仕事」を考える8章』を、笠間書院から刊行されたばかりです。

 本イベントでは、快著『戦う姫、働く少女』にはじまり、ヒーローの誕生から発展までの歴史的視座を参照し、アメリカと日本のポップカルチャーの《新しいヒーロー像》を縦横無尽に論じる『正義はどこへ行くのか 映画・アニメで読み解く「ヒーロー」』に至る河野さんのお仕事を駆け足で振り返ることにします。そうすることで、われわれの生を覆いつくす新自由主義に抗する闘いの困難を自覚しつつ、社会の多様性をクールかつ軽やかに読み解いていく河野さんのスタイルの切実さと重要性を、われわれ読者が改めて認識する機会を提供したいと考えています。


トークイベント:『正義はどこへ行くのか』(集英社新書)&『はたらく物語』(笠間書院)ダブル刊行記念「河野真太郎さんと、ポップカルチャーから社会を読み解く」

日時:
 2024年1月13日(土)18:00~19:30(17:30開場)

出演:
 河野真太郎さん
 田村元彦さん(聞き手)

場所:
 本のあるところajiro(福岡市天神)
 
http://www.kankanbou.com/ajirobooks/

参加方法:
 会場観覧(定員最大20名)/オンライン視聴

料金:1650円

お申込:
 
会場参加チケット
 
オンライン配信チケット

主催:西南学院大学「ことばの力養成講座」(法学部・田村元彦)/本のあるところ ajiro
お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:倉本)


【登壇者プロフィール】
河野真太郎(こうの・しんたろう)
専修大学国際コミュニケーション学部教授。専門はイギリス文学・文化、ジェンダー、カルチュラル・スタディーズ。著書に『増補
戦う姫、働く少女』(ちくま文庫)、『この自由な世界と私たちの帰る場所』(青土社)、『新しい声を聞くぼくたち』(講談社)など。翻訳にアンジェラ・マクロビー『フェミニズムとレジリエンスの政治』(共訳、青土社)、ウェンディ・ブラウン『新自由主義の廃墟で』(人文書院)ほか多数。

田村元彦(たむら・もとひこ)
1969年、和歌山県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、同大学大学院政治学研究科で寄本勝美に師事。現在西南学院大学法学部国際関係法学科准教授。専門は政治学、地方自治論。
文化イベント、特にドキュメンタリーの上映に数多く関わり、ミニシアター「KBCシネマ」の企画ディレクターを長くつとめている。TVドキュメンタリスト木村栄文の資料の整理なども行っている。2024年6月に森崎和江さんの三回忌イベントを実施しようと計画中。


いいなと思ったら応援しよう!