プラムTOP2

女性のゆらぎと仕事のカンケイ(プラム編)

ゆらぎ、40代、更年期、まだよくわからないというのが正直なところ。

実感がないくらい、図々しくなっているということなのかも?ポジティブとも楽観的ともなんか違う、いわゆる能天気に毎日生きてる気がしています。

能天気が顔や身なりにも染み出ちゃってるのか、ついこないだも(2018年11月にUPした「自分にプレゼントしたいもの。」にも登場した、2歳女児ママでもある)美容師さんに言われました。


「プラムさんって、子育てしてて悩んだことあります?」
(悩んでなさそうに見える?でも実際パッと思い出せない。どうしよう。ないですって一応ママとしてどうなんだろ?その答えは求められてない気がする。何か何かアンサーを~~)うーんなんだろー?と思い出すフリをしながら絞り出したのが、

「子どもが熱ばかり出して、仕事に行けなかったことかな」

毎日のように37.7度くらいの微熱で超元気なのに登園できず仕事に行けない。どうしたらいいか悩んだのは本当だけど、よくよく考えると子育ての悩みというより、ワーママの悩み?息子が生まれて3年10ヶ月、たったそれだけかいっ。

「あー、それ聞きますよね。確かに、よく熱出しますもんね」
拍子抜けなのか、やっぱりプラムさんは悩んでなかったという納得なのか、微妙な相づちをいただくことに。

そんな時思う、私って考えてなさすぎなんじゃなかろうか。
2時間ごとに起きて授乳したり、自作の子守唄を歌ったり、離乳食用にしらすをすり潰したりしたはずだけど、悩んだかどうか覚えてない。

覚えてないくらい辛かった覚えもない。子どもってそんな感じだよねーーーーーと不満も不安もあっさり受け入れてしまった!!

みんながあれこれ慎重になるであろう子育てカテゴリーにおいてもマジか!?母乳神話とか言われても出ないもんは出ないとあっさりミルクにしたし、予防接種は子どもが泣いても効率重視で5本打ちしてたし、息子と一緒に「今日から俺は!!」も全話観ちゃったしなー(映画版を観に行かない?と誘ったら断られたけど笑)。うん。自慢できることじゃないけど、能天気の自覚はあります。

思い返せば、思春期~30代前半までは今と逆で悩みらしい悩みもないのに、あれこれ考えすぎて不安になったり、妬んだり、怒ったり、こだわったりしていたような。
突然誰とも話したくなくなって同居する妹と無言で過ごしたり、一人なのに家なのに吐くまでお酒を飲んだり、絶賛不安定な時期もありました。仕事や合コンには、しれっと朗らか仮面をかぶってなんとか。
この仮面をかぶっても隠せないくらいになるのが更年期ってやつなのかもしれないですね。少し落ち着いたと思えたのが、36歳の時。
超マイペース×能天気ロマンチストの夫と結婚したことで「まあいいや」と思える事柄が日に日に増えました。

過ぎ去った平成という時代は、「個性を大事に」「それぞれ自由に」といったワードが優しさのように行き交い、誰もかれもが輝くことを強制されていたように思います。プラムはもともと、好きにやってみてとか、自分らしく!とか言われると進めなくなってしまうタイプ。夏休みの自由研究がとにかく苦手、「自由」という存在に縛られてしまうんです。30代で「まあいいや」モードにシフトしていなかったら、不安とストレスで勝手に潰れちゃってたと思います。


少し前に観た『平成万葉集』という番組で西村曜さんという方が短歌を詠んでいました。
その中にあった、自分=街のエキストラという表現がすごくしっくりきまして、とても気に入ってます。西村さんはおそらく、自分は一人じゃない、街の一部として必要とされているという意味で詠まれたのだと思うのですが、エキストラでいいじゃんとも読めてなんかほっとしたんですよね。

能天気派にシフトした今でさえ、人生の主役はお前だ、成長こそ人生の喜びだ、みたいな風潮に随分疲れていたんだなと気づかされました。ふらっと現れたエキストラな生き方でもいいですよね。
自分は全然頑張ってないと思っていても、みんなどこかでちょっと無理してるもの。

人生、残り半分。上手にサボって生きていけたらいいなと思います。



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