メディアが保護者に甘い理由

小椋市長の発言のうち、「フリースクールは国家の根幹崩す」は仰々しい時代錯誤だが、「不登校は親の責任」は特に間違っていない。だが、殆どのメディアが一緒くたに批判している。

大方のマスコミは「保護者」に過保護だ。「親」が絡む事件が起きても、「親」を批判の対象にするのを避けたがる。
何故なら、メディアの提供者と消費者のどちらも「子を持つ親世代」が多いからだ。その為、多数派同調バイアスが働きやすく、取材対象も親に都合の良い意見を述べる専門家を選ぶ傾向が高まる。
冒頭引用した東京新聞の記事がその典型例だが、その見解は下記の通り論理的整合性が乏しい。


>不登校の問題の原因を家庭に持っていくのはお門違い(フリースクールを運営するNPO法人の関係者)

子供の人格形成に最も影響を与えるのは家庭教育なのだから、保護者に「問題の原因がない」とは言えない。不登校児を預かる側によるポジショントーク。

>不登校の要因はさまざまで親の責任ではない(日本大の末冨芳教授)

”さまざま”の中には「親の教育の仕方」もある。子の選択・意思決定に影響を与える最も身近な大人である以上、責任の度合いについて議論はあっても「親の責任ではない」とは言えない。

メディアと同じく人気商売で集票が至上命題の政治家も、「親の責任を曖昧にする論調」を主張がちだ。
だから東近江市長のように保護者に忖度しない政治家の出現は、珍しい。近年の独身世帯の増加の表れと言えるだろう。

以下、弊サイトより抜粋。

宗教家マスコミ扇動家詐欺師の「奇跡だ偉業だ醜聞陰謀驚異脅威だ」は、感動興奮優越感等の対価を得る為の誇張洗脳大言壮語。
自己肯定感やメディアリテラシーの低い情弱ほど、不都合な情報を嫌悪排除し「己の知見こそ全で真」と思考停止・自己陶酔。

メディアは騒ぐのが仕事。揉め事イベント飯の種。耳目を集める為なら捏造ヤラセ印象操作、人々の関心が薄ければ報じない。
政治やメディアはそれを見る個人と社会の写し鏡。民主主義指数が高いほどスポンサー消費者、低いほど政府当局に逆らえない。

いいなと思ったら応援しよう!