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エクストリーム企業分析 〜楽天編〜
お久しぶりです!
Compassの嬉 莞爾です!
少し間が空いてしまいましたが、また企業分析やっていきたいと思います!
5月25日に東京でも緊急事態宣言が解除され、皆さんの活動も少しずつ復活していきそうですね!
第二波が来ないのを祈る、というかそのための対策を続けなければいけないわけですが、、
皆さんは自粛中にインターネットでお買い物などしましたかね?
今回はそんな便利なEコマース界でも特に力をつけている楽天について分析していきたいと思います!
◯楽天のミッション
楽天のミッションは、
イノベーションを通して、人々と社会をエンパワーメントする
です
エンパワーメントとは、組織の一人ひとりが力をつけるという意味です
つまり、世界の一人ひとりが力をつけ、それによって社会全体が力を持つようなイノベーションを起こしたいということですね
常識にとらわれることなく、アイデアを重んじてイノベーションを起こし、世界を変えていこうと考えているようです
そして、企業のビジョンとして
グローバルイノベーションカンパニー
を掲げています
世界中の人々が夢を持って幸せに生きられる社会を創るために知力と想像力と想いを結集し、何事も成し遂げていく企業文化のもと常識を覆るイノベーションを生み出し続けることを目指します
そして、これらを達成するために、企業としてどのようなあり方を持っていくかという理念は、楽天主義と呼ばれるものに集約されています
全ての従業員が理解し実行する価値観・行動指針です
これは「ブランドコンセプト」「成功のコンセプト」の2つで構成されています
ちょっと長くなるので、さらっと読み流してもらって構いません笑
ブランドコンセプト
・大義名分 -Empowerment-
楽天のミッションを達成し、長期的な成長を遂げるために、インターネットの特性を活かし、多くの人にチャンスを提供し、フェアな社会を構築する手助けをしていく
・品性高潔 -気高く誇りを持つ-
大義名分のある事業を行うために、「気高さ」「誇り」「うそをつかない」「誠実」というスタンスで実行していく
・用意周到 -プロフェッショナル-
成功するための方法論として定める「成功のコンセプト」を体現して、役員・従業員一人ひとりがプロフェッショナルに事業を進める
用意周到な事業の実行により事業の成功は得られる
・信念不抜 -GET THINGS DONE-
厳しい競争の中で成功を収めるためには、状況に応じてアクションを再構築する
GET THINGS DONEの精神こそ、楽天グループの事業を推進する姿勢である
・致団結 -チームとして成功を掴む-
様々なバックグラウンドを持った人材の多様性をグループの強みにするためには、一人ひとりが、全体の方針に向かって、一致団結して進んでいくことが重要である
チームワークよく、多様なメンバーの力を最大限発揮させられる組織こそが、成功を収められる
成功のコンセプト
・常に改善、常に前進
人間には2つのタイプしかいない
【GET THINGS DONE】様々な手段をこらして何が何でも物事を達成する人間
【BEST EFFORT BASIS】現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間
一人一人が物事を達成する強い意思をもつことが重要
・Professionalismの徹底
楽天はプロ意識を持ったビジネス集団である
勝つために人の100倍考え、自己管理の下に成長していこうとする姿勢が必要
・仮説→実行→検証→仕組化
仕事を進める上では具体的なアクション・プランを立てることが大切
・顧客満足の最大化
楽天はあくまでも「サービス会社」である
傲慢にならず、常に誇りを持って「顧客満足を高める」ことを念頭に置く
・スピード!!スピード!!スピード!!
重要なのは他社が1年かかることを1ヶ月でやり遂げるスピード
勝負はこの2~3年で分かれる
◯楽天の事業内容
楽天と聞いて思い浮かぶ名前はいくつかあると思いますが、実は楽天は70以上もの事業を展開しているのです
恐るべし拡大力ですね、、
それを全て書いてもしょうがないので、主力事業を3つあげていきます
・コマース事業
まず思い浮かぶのは楽天市場ですよね
皆さんもよくご存知の通り、インターネットでものを売り買いするEコマースとして成功しています
楽天市場では、「楽天市場」というプラットフォームに、商品を売りたいお店が出店することで、インターネット上に売る場所を提供しています
その出店料と販売手数料をマネタイズとしています
Amazonとよく比べられますが、Amazonは自ら仕入れた商品をインターネット上で売っているので、商品が売れるかどうかというところにのみマネタイズがあります
ですから、出店者側からすると、自分のお店をPRできるのは楽天市場であるため、お店のファンを作りリピート客を作りやすいというメリットがあります
他にも、サイトの形を自由に変えられるため、商品の良さを伝えることもできます
対してAmazonは、ユーザーに買ってもらうことだけを考えればいいため、ユーザーのための施策に注力することができます
どちらのビジネスモデルにメリットデメリットがあるので、一概にどちらが良いとは言えませんね
・金融事業
次に金融事業ですが、一番名の知れているものは、川平慈英さんのCMで有名な楽天カードですね
楽天が発行するクレジットカードで、楽天市場など楽天関係の決済で使うとポイントがお得になるなどのメリットがあります
また、年会費が無料であるという点も別のカードと比べた特徴になります
初年度のみ無料や、使えば無料などは多いですが、持っているだけで損をしないというのはかなり安心材料になるのではないでしょうか
また楽天銀行という国内最大級のインターネットバンキングも運営しています
一般的な銀行とは異なり、ネット銀行は対面の店舗を持っていません
インターネット上での取引を中心に営業し、店舗がないぶん振り込みやATMの手数料などは一般の銀行よりも安く提供されています
また金利も一般の銀行よりも高金利です
利用にあたって必要になるのは、ネット環境と、パソコンまたはスマートフォンなどのタブレット端末のみ
従来であれば直接銀行へ足を運んでいた取引も、自宅や外出先にいながらにして、24時間いつでも行えます
楽天銀行では残高照会や取引の明細詳細も、パソコン・スマホから確認できます
もちろん振り込みも同じくお手持ちの端末からどこにいてもでき、銀行の窓口が空いている時間に合わせる必要がありません
また楽天銀行でも、他のサービスと併用することができ、楽天証券や楽天カードとの併用でポイントが貯まりやすくなります
楽天サービスをよく利用する方には、特にメリットが大きくなります
他にも楽天PAYや楽天生命保険など様々なものに手を出しています
・通信事業
楽天の通信事業といえば、最近力を入れている楽天モバイルです
大手のdocomo,au,softbankと比べて、実店舗を持たないなど経費がかなり抑えたれているため、通信料を安く提供できるというのが最大のメリットです
本田翼さんのCMでおなじみのLINEモバイルなんかも同じ部類です
後ほどお話ししますが、 楽天経済圏というプラットフォームをさらに大きくするために、現在の主力であるEコマースや金融企業で得た収益をこのモバイル事業に投資していこうと考えています
他にも楽天イーグルスなどのスポーツ事業、楽天TVや楽天チケット楽天トラベルなどの事業があります
◯楽天の強み
楽天の強みは、大きく3つ挙がられます
まず最大の強みは、楽天エコシステムというプラットフォームです
楽天では国内外において、Eコマースを中核に、クレジットカードなどのフィンテックサービス、さらにプロスポーツなどと70以上のサービスを展開していると上述しました
これらサービスを、楽天会員を中心としたメンバーシップを軸に有機的に結びつけることで、他にはない独自の「楽天エコシステム(経済圏)」を形成しています
楽天会員は共通のIDで、エコシステム内の複数のサービスを利用できるとともに、「楽天スーパーポイント」を買い物やサービス利用時に貯めたり、使ったりすることができます
ライフシーンを幅広くカバーする利便性の高い70以上のサービスを提供することで、顧客のエコシステム内への流入拡大やグループサービスの複数利用、回遊的・継続的なサービス利用を促進しています
つまり、楽天市場で獲得したポイントを楽天チケットで使えたり、楽天カードで支払うとお得になったりということで、一つの楽天サービスを使うと他のサービスも使いやすくなるということですね
これにより、顧客獲得コストの最小化や会員一人当たりのライフタイムバリュー(生涯価値)の最大化、楽天グループサービスの流通総額の増大等において相乗効果が発揮され、楽天の競争力を高めています
次にデータとAIを使った高い開発力です
人々のライフスタイルや求めるニーズがますます多様化する中、一人ひとりに合わせたサービスを提供し、人々をより幸せにしていくためには、データとAI技術が欠かせません
楽天では、世界4カ国5拠点で最先端のテクノロジーを研究・開発する楽天技術研究所を通じて、AI活用に向けた研究開発を強力に推進するとともに、データを操るデータサイエンティストたちを含む開発体制を拡充し、彼らと連携しAI活用を推進する担当者たちを楽天グループの全事業に配置しています
楽天のサービスは、日常をとりまく様々なシーンで利用され、そこからは常に膨大なデータが生まれています
楽天は、お客様がより安心して楽しくサービスをご利用いただけるように、このデータをAIを駆使して分析し、一人ひとりに合わせた最適な商品やサービスを提案しています
そして多様でオープンな企業文化です
楽天の競争力の根幹を成すのが、多様な人とアイデアがオープンに行き交う企業文化です
異なるバックグラウンドを持つ多様性に富んだ従業員一人ひとりが最大限に力を発揮できる制度や環境づくりを推進するとともに、全社的に社内公用語を英語にしたことで、楽天には世界70カ国・地域以上から多彩な経験や能力を持つ優秀な人材が集ってきています
また、創業時から続けている従業員全員に経営戦略を共有する「朝会」をはじめとし、コミュニケーションをより円滑にするオープンなオフィスづくりやビデオ会議システムの全社的導入などを通じて、情報共有を徹底しています
社内組織やオペレーションを進化させ、生産性の向上や新しいビジネス創出を促進する仕組みづくりに常に取り組んでいます
◯求める人材像
これだけの大企業で、尚且つ成長しているメガベンチャーとあって、採用基準はかなり厳しいようです
まず先ほども言ったように社内公用語が英語なので、社内で普通に英語が飛び交うようです
その英語という点でいうと、社員のTOEICの平均が800点を越えているということで、それなりの英語力が求められると思います
今はわかりませんが、中途入社でも一年以内に700点を取らないといけない、という決まりもあったそうです
そして、初めの理念でも言ったように、楽天主義を大事にしているため、その成功のコンセプトに沿った人材であるかも重要になります
そこにも通じるところはありますが、三木谷社長の書籍を読む必要があるようです
面接でもそれについて触れられます
おすすめは
・成功の法則92カ条
・楽天流
・成功のコンセプト
です
また、なぜ楽天でなければいけないのか、というところがかなり重要視されます
他の企業でも同じといえば同じですが、楽天ではかなり厳しく見られるでしょう
自分の目的や軸の中に楽天という企業があり、それがどうして楽天でなければいけないのか、というのを深掘っていく必要があります
このように採用基準は高く、実際仕事も厳しいですが、
風通しがよくアイデアを尊重する社風であるため、目的を持ってチャレンジし続けたい人にとってはとてもいい会社であると思います
また、楽天出身のIT企業社長が多いので、IT関連で起業をしたいという人にも良い環境であると思います
◯最後に
就活に役立つ情報をさらっと手に入れられる、そんなnoteを目指していますもっとこうして欲しい、こんな情報が欲しい、この企業を分析して欲しいなどありましたら、コメントをくださるとうれしいです
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