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移動する演劇-参列と覗き見【夢ハム2024あとがき①】
移動型の作品は古く、儀式的であると思う。〝イマーシヴシアター〟と呼ばれ出して20年くらいで、それ以前からもあるもの。
参列と覗き見が、移動の本質。
もともと宗教劇や祝祭の場における巡礼などが背景にある。日本の祭りでも、例えば神輿の担ぎ手と観衆の関係などもそう。
パジェントと呼ばれる野外で行われた移動劇も近代では似たようなものだろう。
そこから個別の物語や別の意味を見出して進化・変化していて、現代
分断ではなく中断されていた手紙はつまり、ただの書きかけの手紙である
水没@2022のことを熱心に書いていたら、復旧に心底時間を有して
そこから2023年は弊劇団の新作公演「変身」を上演してそのあとまた夏に水害が起きた。
これは、ビルオーナーが2022から2023の間で変わっており、詰まるところ2022の水没の根本的な問題を放置して売却していると言える。
2023年夏の水害は、新オーナーが手配したパイプ屋さんがへっぽこの極みオヂであった。
素人の自分ですらわかる「切
アトリエが水没しましたDAY6-第一部・完
公開された動画自体は事故後一週間ですが
この記事を書いている時は、事故後一ヶ月
自分の感覚的にも強制的に全てのことが変化してしまったわけで
思うように物事が進まない絶望感と、仕方がないこととはいえ何かやり方はあったのではないかという無力感と、今目の前に迫りくるものと、それぞれ向き合いながら過ごしてきました。
度々このnoteでも書いてきましたが、今回の件は想像以上に被害や影響があり、復旧や復
アトリエが水没しましたDAY5〜復興編・続
もう半月経つわけですが、
保険査定などが入ったのが月末だったり
今後の予定がある程度見通しが出来たのも最近なので、このシリーズで公開してる動画からそこまで事態が進んでる感じがしないわけです
8月に突入して、毎日茹だるような暑さが続きます。
水没したプロジェクターの代わりが急遽必要になったため取り寄せした機材も、予定よりも配達が遅れました。
一時間ほどでしょうか、
遅れてやってきた配達員の方は、汗
アトリエが水没しましたDAY4〜復興編・序
進んでは立ち止まり
進んでは立ち止まり
次から次へといろんなことが起きるので、
一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる
って本当にあるんだなぁ
って気分でごぜえますだ!!!
七月終わるのに、結局、アトリエの復旧は
八月いっぱいかかる
ようです。
お知らせやらなんやらと、
まとめて、きちんと一回ご報告します。
各種サービスの再開なども、ようやく見通しが立ってきたので・・・
うおおおおお
アトリエが水没しましたDAY3〜究明編
非常時も、一週間経てば日常であると感じる
人の順応性の高さに驚くばかりである
今日は水没の三日目。
これは多く語るよりも、動画を見てもらう方がわかりやすいと思う。いや、専門的な話いっぱい出るからわかりやすいわけではない。だけども、どれだけ特殊な状況にあったかということは、伝わるかと思う。
自社ビルとか、前のオーナーが自分で作ったビルとか、そういう類いの物件を持ってる&住んでる人は、一度確認しても
アトリエが水没しましたDAY2〜確認編
ことの起こりを一通りまとめたら、だいぶん気持ちの整理がついたところもあり、よし、頑張るぞー踏ん張るぞー
という気持ちで、自宅で先日の「邪宗眼」の映像編集の仕上げを続行。
あと少しや、、、、
あと少しで、アーカイブ版が完成するんや!!
そう思ってたら突然深夜に
「ビー!!ビー!!ビー!!ビー!!」
水位警報機の音が鳴る・・・
「アルフレッドカメラ」というスマホやタブレットを監視カメラに出来る
アトリエが水没しましたDAY1〜絶望編
皆様こんにちは。
舞台芸術創造機関SAIの倉垣吉宏です。
東京都内に拠点を置き、舞台演劇をつくったり、映像制作や舞台のプロデュースなどをしたりしています。
今回久しぶりの更新となります。
なぜ、noteを書こうと思ったかはシンプルで
「自分たちの拠点が水没したから」
です。
水没から一週間が経過して、ちょっと気持ちに余裕が出てきたこともあり、これまで起きたことを、記事と動画でお伝えしていこう
DPP2021終演とリブート。
「リブート」する。
パソコンの再起動の意味だが、今はフィクションに対して〝仕切り直し〟のニュアンスもあるらしい。
SAIの一番最初のリブートはどこだったのか。
毎公演.毎作品.が リブート対象のようにも感じる。
明確な記憶の記録。
2005年11/23 路上音楽超劇ケロイド
2010年12/03 FOOLS PARADISE〜愚者の楽園※初演
2014年11/23〜 イト-変異する演劇/展示す
#211025の記録
少年期に聴いた音楽はその後の人生でずっと残る。
まだ何も知らない頃に素直に純粋に吸収したから、折にしてその扉が開く感じ。
歴史的価値とか、文化性とか、そういうのではなく。音が好きとか歌詞が好きとかリズムがいいとかメロが好きとか声が好きとか好きな要素があればあるほどいいし見つけられるもの。
めちゃくちゃ嫌いになる時期があっていい。
好き過ぎるから嫌いにもなれる。愛憎表裏の方程式。コインのどちらを選ん
コロナ禍でSNSデトックスしてみた結果
突発性難聴になった時よりも明確にSNSを離れていた!!!
動画でも喋ったが「これは限界だな」と思ったわけです。
Twitter開いたら、毒毒毒毒!!!!
こんなに心荒むスラムあるかよってぐらいの状況でウンザリしてしまった。これはいかんと思ったのだ。俺だって正直人間だ。辛い時は辛い。しんどい時はしんどい。これは直視出来る環境ではない!と思って「ゴールデンカムイ」の一気読みをしてSNSから逃避するこ
【御礼日誌】ボス村松の自転車泥棒、終演致しました!!
「ボス村松の自転車泥棒」
シアターミラクルでの公演、全6ステージ。
まずは御来場・御視聴下さった皆様。
そして、気にかけて下さった皆様、応援して下さった皆様。
公演に携わった全ての方に、深く御礼申し上げます。
本当にありがとうございます!!!
昨年の4月に無期延期となった「ボス村松の自転車泥棒」移り行く時勢の中で、どうにか出来るのか果たしてどうなのかと、座組全体で揺れながら、最終的に今日が最
【お知らせ】左耳突発性難聴になりました。
お久しぶりです、
舞台芸術創造機関SAIの倉垣です。
タイトルの通りなのですが、
6月上旬、左耳突発性難聴になりました。
本日、最後のステロイド投薬で、ようやく自分の中で目処が立ったこと
目処が立ったはいいけれども、諸々のスケジュールが遅延している都合もあり、一旦正直に告白しようと考え、本日各SNSにてお知らせを出させていただく判断をしました。
内容的にご心配をおかけするようなタイトルですが
酒場は人生の交換をする場所である
「飲食店はこの一年ずっと厳しい」
呪文のように言い続けられており、その飲食店に卸をする業者も厳しい。厳しいところの負の連鎖は続くように出来ている。
集まって何の対策も無しに騒ぐことは確かにいけないのだが、何も考えずに言われたままあれはだめこれはだめというのは、根拠無しに指示している側と対して変わらない。
結局自分で情報を探すことが自分や周りを守ることにつながる。
自分の劇団でやっているコミュ
交換可能な感覚としての眼=レンズを変えてみる
カメラ越しに見た世界が愉しいのは、視力に対するコンプレックスがある。
私は両目共に子供の頃から視力が悪い。
1.5くらいの経験は本当に幼い時分だけで、小学校低学年から0.7ぐらいだった。
眼鏡を作ったのは高校生卒業してからなので、それまでは席替えしても前の席に座り、授業を聞いて黒板に書かれた内容をノートに必死に書いていた。
両眼ともに近視であり、片方乱視なので、世界のピントが常に合っていない