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yanotatsuya
ゲレンデのカフェテラスで
目が覚めると辺りは、白い世界に包まれている。
わぁ、もうすぐ着く！
ユーミンかけて！
私がリクエストするのはいつもユーミンの「SURF&SNOW」のアルバム。
特に「サーフ天国、スキー天国」を聞くと、今年もスキーに来た！とうれしくなる。身も心も躍るとはこのことで、ウキウキが止まらない。
物心ついた時から冬は必ず家族でスキーに行っており、特に小学校高学年から中学校、高校時代はスキー場での年越しが定番になっていた。両親は同じ職場のスキー部に入っていた生粋のスキー好き。苦笑いしか出来ないが、6月生まれの私の母乳を半年でやめたのはスキーに行くためだったからだそう。
本来なら高い年末年始だが、親の職場の福利厚生で提携している宿に安く泊まれるからと、ロビーに暖炉がある素敵な宿に泊まっていた記憶がある。主に行き先は長野県だった。
いつも目的地に着くまで、すやすやと寝ており、もうすぐ着くという時にぱっと目を覚ます。
するといつも辺り一面真っ白な銀世界が広がり、雪があまり降らないところに住んでいた私は心から感動した。
スキー場では「私をスキーに連れてって」のきょんきょんみたいに、ベレー帽をかぶって気どって滑っていた。
私にとって今の季節に思い出す白は、雪とユーミン。今でも一貫してどちらも大好きだ。
こちらの企画に参加しています。
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