秋は赤い靴を履いて
わたしは季節の中では秋冬が好きです。
・重ね着もできるしかわいい洋服が多くてオシャレしがいがある(学生はブレザーとカーディガンとブランケットという三大武器を手に入れる!!)
・毎日鍋で問題ない
・暑いより涼しい方がいい
・さすがに夏よりは湿度が低い
・ホットドリンクがうまい(?)
・ワンチャン夏より体冷やさない
・私は北海道にいたので夏服より秋冬服の方が沢山持ってる
・私は茶色が似合う
・冷房かけなくていいし関東でもまあ暖房かけなくて死ぬことはない
・髪を伸ばす時期としてぴったり
まだありますが、このようなところです。
しかし秋になると浮き足立ってくる私が、逃れられない強敵、それは…
鬱
です。それも浮き足立ってる鬱。動けちゃう鬱。テンション高めの鬱です。
心がフラフラして、漠然と焦燥感がつのり、こころのどこもかしこもが大バーゲン。賑やかな心のあそこやここがもぎ取られていって、微笑みもメンテナンスできずに顔にはりついたまま。秋風で砂とほこりだらけになった笑顔はそのままに疲れた体を横たえる。
これが秋の風物詩です(やめろ)
赤い靴って童話があるでしょう?あんな感じです。
踊りたくないのに踊るしかなくて止められない。足はボロボロになっても音楽は鳴り止まないのです。
今、その入り口にいます。
既に疲弊して今日なんか仕事も休んでしまった。ダイエットだって手につかない。よく分からないままネットショッピングだけが進む。冷蔵庫の野菜は腐っていき、私は毎日ベースブレッドを貪る。
こういう時は自傷祭りです。今は耐えてるけれど、血が見たい。痛みが欲しい痣が欲しい。どこかで激しくよろけたい。こういう時のために怪我の写真を取ってあります。
抜いた爪の痛みと腫れの熱で辛くて眠れなくてもいい。引っ張ったささくれが鋭く痛んでも構わない。
ただ、最近自傷の痛みそのものが私から離れてきていることに気付きました。離人感と言えばいいでしょうか。痛いのは分かるけれどその痛みは私まで届かないのです。深爪を無理矢理押し込んで肉に食い込ませてもどこか他人事。
慣れかもしれないしもっとよくないことかもしれない。少なくとも今の私には面白くない事態です。
早くこの波がおさまってほしいな。
心穏やかに秋冬を受け入れたいな。
明日からは頓服を服用して落ち着いて仕事に励みたいと思います。
本当は薬をざーっとのんでしばらく眠りたい。何も考えたくない。ただ心は楽しいことと残酷なことでいっぱいです。
先日甥と姪に会いにいきましたが、妙な挙動が出なくて本当に良かった。見てると愛しさと悲しさがこみあげたけれど、急に泣き出したりしなかった。
今は絵を描くのもちょっとお休み中です。その代わりドール沼にハマってて…無限に金が吸われてくなあって思ってます。
みなさんの秋は何を履いてやってきますか。軽快なスニーカー?ヒールのついたパンプス?ちょっと重めのブーツ?いつも通りの革靴?トレッキングシューズ?
私は早くいつも通りのぺたんこパンプスに履き替えたいところです。赤い靴はもうそろそろいいから、脱げてほしいなあ。
今日はこんなところです。おしまーい。