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食材かっさばき・大量調理エントリ5選【前編】

このエントリは『めしにしましょう』作者の小林さんの料理ブログを端から端までねぷねぷした結果最高の記事はこれだと思うというのをまとめたものです。端から端までは嘘ですが、結構読みました。

※人のまわしを使った相撲で申し訳ありません。

私だけかもしれないのですが、大量の食材・料理の写真・解体のサマを眺めるのは非常に落ち着きます。内臓とか血液とかを見ていると強制的に気が紛れ、これにより脳から雑念が消され心穏やかになるという寸法です。まあ、血の気がひいてるのかもしれませんが…

倫理的に(もちろん環境倫理を含む)どうなの?という話はありますが倫理にも色んなベクトルがあり、正直調理blogぐらいなら好意をもって受け付けられるというのがわたしです。この辺りは別記事で書く予定です。

そんなこんなで1年くらい前に小林さんのblogにどハマりしました。

そろそろ経緯の説明が面倒ですので、本編に入りましょう。前編では3点ご紹介します。


①スッポン 


https://negineesan.hatenablog.com/entry/2016/08/12/214441

まずは絶対にこれです。スッポンへの偏見が払拭されます。血が出てこないこともあり読みやすく、調理法も簡素なのでいつ何時でも脳に優しいエントリだと思います。
ド頭から繰り出される茹でた臓器が異常に旨そうです。出した先から茹でて食ってるのがまず面白い。そのまま食うんかい!となる。
個人的にはスッポンの脂の量を見て激びっくりし勉強になるなどしました。個人的でない言及などこの記事にはありませんが。
漂白剤で骨をきれいにしてオシャレ用品にするくだりがあり、最初は「オシャレにも手を抜かないタイプの人か〜すげ〜」と思っていましたが、アクリル製水槽で鍋をする回がありましたのでちょっと違うかもしれません。

スッポン記事は複数ありどれもよいのですが、以下もディープで好きです。今紹介したのはライト版で、ディープ記事の方は容赦なく血が出ます。

https://negineesan.hatenablog.com/entry/2014/09/07/213811


こっちのディープ記事の方が漲るものがありますが、背後を気にしながら読む必要があるので外出時の読書には注意が必要です。ちょっとだけ言及しますが、アニマルネクロホモフェラの語感良すぎて音速で覚えました。体幹だったら京急線の快特程度には屈しないでしょう。語幹は「アニマルネクロホモフェ−」ですね。ごめんなさい。

②鳩

https://negineesan.hatenablog.com/entry/2016/04/02/114152

冷凍焼けしているように見えるニャーンな鳩の画像から始まるこのエントリ、見所はやはり解体シーンです。胸肉を低温調理して食う試みもよい。鴨と言い鳩と言い血の味が濃いんでしょうか。その後骨付きの肉をマリマリ食うシーンも最高です。マリマリ、マリマリマリマリ。口に出して言いたくなりますね。ローズマリーとローストの相性もあるかもしれません。ちょっと適当言い過ぎました。再度ごめんなさい。

鳩とかスッポンとかが急に家に届く環境ってどうやったら構築できるんでしょうか?ちなみに私が今まで急に送ってもらって1番びっくりしたのは特大ゴーヤー15本(内5本は腐敗)です。おじいちゃんありがとう。

ごめんなさい本筋に戻ります。このエントリを読んで初めてササミがどの部位なのかを知りました。鳩を食うと精がつくという謎の知見も得ることができます。小笠原鳥類詩集にも純粋な好奇心を煽られますが、水産学部卒で何をどうしたら解説に加われるのかにも興味があります。文芸部にでも入っていたんでしょうか。
そして純粋においしそうです。低温調理かけた後に焼いたやつが食べてみたい。魚とかだと胃がおいしいイメージがあるんですが、この子の胃はどこにあったのでしょう?市場に一度出回った子っぽいので、流通までの過程で抜かれたとかでしょうか。そんなことあるのかな。

③ シャコ(セビーチェ)

https://negineesan.hatenablog.com/entry/2018/02/27/225624

肉も魚も貝も甲殻類も満遍なく食している本ブログですが、甲殻類系エントリの中ではこれが1番だと思っています。血が無理な人にオススメですが、指輪しながら調理するのが気になる人にはNGです。私は銀製でも木製でも無視しようと思えば無視できるタイプなので気にせず読みました。

甲殻類(シャコだけ?)の身ってトゲが身に食いかかる構造になってるらしいんですけど、それをあんなに綺麗に身が剥けるのはあっぱれだし確かに絶望だなって気持ちが湧いてきます。指示語が多くてごめんなさい。
くだものがいっぱい入ってて美味しそうです。トロピカル感がミソらしいのに柿が入ってドラゴンフルーツが入らなくなった経緯が気になります。
料理とは関係ありませんがこの記事では奥さんの影も見え隠れし、ニヤニヤすることができます。

甲殻類繋がりで言うと以下の記事も結構好きで、甲殻類繋がりと言ったくせにアーティーチョークのくだりが好きです。わたしはそら豆好きじゃないので(黒糖をまぶしたのを除く)あんまり好かんだろうと思うのですが、読み物としてベリーナイスです。

https://negineesan.hatenablog.com/entry/2017/05/06/205009


次回へ続く

ぶつ切りですが今回はここまでです。次回はアンコウとキノコの話になります。キノコの話と言いましたが自分でもどの記事だったかまだ思い出せていません。なんかトリュフ回だったような。お楽しみに。

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