ケルンはつとめて | 2023年2月26日
「冬はつとめて」と明言したのは清少納言だが、私は「ケルンはつとめて」を押し広めていきたい。
“つとめて” は早朝を表す古語で、私は、ケルンを象徴する大聖堂と中央駅には、朝日がひときわ似合うと常々思っている。
暖色の強い光が
澄んだ青を背負った岩肌をあたためるように照らす様
いつもより少しだけ静かな駅舎内にガラスを越えて差し込む様
何度見てもその度に、美しいなと目を奪われる。
今年の春は早く来てくれたと喜んだのも束の間。
そんな訳ないでしょうと嘲笑うかのように、冷え込む日々が再来したこの頃。
凍てつくような風が肌を刺す今朝は、よりその光が鮮烈に映った。
『ケルンはつとめて』
Cologne shines early in the morning / 26th February, 2023
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