コンタクトにしない理由
私がメガネをかけ始めて15年。
子供の頃メガネをかけ始めると、高校や大学でコンタクトに切り替えることが多い。
周囲が次々とコンタクトデビューしても、私がメガネを手放すことはなかった。
メガネユーザーであり続ける理由は、面倒だから。
メガネは、オフもオンも手間がかからない。
その辺に転がっているメガネをかければ、視界はクリアになる。
寝る時もメガネをその辺に放り出せばいい。
コンタクトのように、目から1枚ずつ外す必要もないし、洗浄液がどうとか、保存液がどうとか、面倒なことはない。
目がゴロゴロするとか、外したか分からないとか、コンタクトを買い足したりする必要もない。
私的メガネユーザーの面倒くさいことといえば、
「コンタクトにしないの?」
という言葉だけ。
–しません。放っとけ。
「面倒だから」とコンタクトを遠ざけてきた今、メガネをかけていない状態がもう受け入れられない。
視界にメガネの枠がないこと
視界の端がぼやけていること
メガネをかけていない自分の顔
全てが受け入れられないのだ。
もし、私が必要に迫られてコンタクトに変えたとしても、伊達メガネをかけるだろう。