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月様美の紫式部 ともに見ていた月 vol.31


#光る君へ
31回 月の下で

まさに、月様美(げつようび)な回がやってまいりました🌕

をかしきことこそ めでたけれ。

いよいよ『源氏物語』誕生!!
令和でこの瞬間を楽しめるとは。
ありがとうございます。

只今、講座では『紫式部日記』を読んでおり、
同僚女房たちを叱咤激励する紫式部の姿を近くに感じております。
彼女が書くものの意図がひしひしと伝わってくるのです。

ドラマ同様『枕草子』がなければ『源氏物語』
の誕生もなかっただろうと思われます。
和泉式部ちゃん、よい仕事(コメント)✨

黒髪の 乱れもしらず うち臥せば
まづかきやりし 人ぞ恋しき

和泉式部

さすがです✨
両者の
明るさの中にあるはつらつ感と
暗さの中にひそむ艶さの対比を感じさせる。


『枕草子』が視点の面白きエッセイならば
やはり、『源氏物語』は人の矛盾、どうしようもないところまで描く物語。

一条天皇と
定子(色気あり)と彰子(少女漫画的)
清少納言と紫式部
藤原氏

これ以上ない巡り合わせの中で
政治と絡み合いながら文字が力を振るう。
そして、『枕草子』『源氏物語』ともに1000年を超える作品になっていく。
それだけ、時代変われど普遍性を帯びているから。

ドラマで、ききょうは愛する定子様に向けて書く。まひろは、きちんと提示された読者を意識し作品を創作する。
物語は生き物だと推敲していく姿に作家魂を感じました。
今回なぜか、父の登場に
#月はどっちに出ている
を思い出したウタコ。

そして、一条天皇が手にした『源氏物語』は
大和綴。ほーっ。
きちんと訳された冒頭部分。
細部にこだわったドラマ作りに毎回感心しております。

出仕せまる次回以降も楽しみです。

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