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病院の「医師事務作業補助者」とは?

医師事務作業補助者とは、文字通り医師事務作業補助してくれる人たちです。

私はとても助かっており、彼女たちには本当に感謝しながら働いています!

医師事務作業補助者を導入している病院は、2018年時点で2,828病院(全国の約3割)で、年々増加しているようです。

医師事務作業補助者の制度導入目的は「医師の負担軽減」でした。
疲弊する勤務医の業務量を減らす目的で、医師でなくてもできる業務を他の職種の人にやってもらうというタスクシフトです。

ですので、他の「医療事務」等の職種とは全く別で、会計作業やレセプト(診療報酬明細書)作成には関わらないです(関わってはいけない)。
あくまでも「医師」の業務の補助です。

この制度ができたのは2008年です。
導入する病院は一気に職員を増やし驚いた記憶があります。
その一気に病院が導入した理由は、やはりお金(加算)です。

医師事務作業補助者を雇っている病院は、ベッド数と医師事務作業補助者数に応じて入院患者さんに対して加算ができます(入院初日のみ)。
令和4年4月改定で、最も大きな加算ですと

15対1補助体制加算(医師事務作業補助体制加算1):1050点(=10,500円)

となっています。

2008年以前にも私は病院に対して「診断書の下書きなどを事務の人にやってもらえませんか?」と何度も嘆願しましたが「いや~、事務職も忙しいからね~」と全く聞き入れてもらえませんでした。

しかし、加算が付くや否や、すべての書類を下書きしてくれるようになった変貌ぶりに「政治・お金の力」の大きさを実感したのを覚えています。

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