京急の街「三崎口」、からさらに先|城ヶ島の海岸より空を眺めて
今回は写真少なめ、そしてカラー写真でnoteを書いてみる。
先日家族で城ヶ島に行った。
城ヶ島は神奈川県三浦半島の最南端。
公共交通期間で行こうとすると京急三崎口駅まで電車で行った後、京急バス城ヶ島行きで25分ほどである。
京急三崎口駅はKK72、品川からは1時間5分である。
神奈川県ではあるものの、最南端となるとさすがに小旅行だろう。
城ヶ島の手前には三崎港があり、海鮮丼や海鮮素材のお土産が楽しめる。まぐろ丼を食べて海を見て散歩する、なんて楽しみ方いいと思う。
島の海岸を歩く
城ヶ島は名前の通り島。島全体が公園であり、散策ができるようになっている。特に海岸は岩場が多く特徴的な地形だ。
日常空間とは違う地面、広大な太平洋へと続く海、それと同じだけ広く続く空を見ていると、だいぶ遠くに来た気分になる。
こんな硬い岩がまるで水のように流れるような形を作って海岸を作るにはいったいどれたけの年月がかかったのか。
海外の写真、たとえばPCのデスクトップ画像などでこういう不思議な地形の壮大な景色の写真を見ることがあるけれど、こんなに近くにあったとは。
もっと早くくればよかったと思った。
自然はじっくり写真と向き合える最高のスタジオ
今日は少し写真の話をしようと思ってこのnoteを書いている。
今回僕が撮っている写真は、いつも僕が街の風景を撮っているものとスタンスが違う。
簡単に言えばじっくり撮っている。撮影かける時間や心の落ち着きは普段とは全然違う。
それは一つには撮るものが一つに定まっていることにある。この美しい岩場の海岸と雲、空、太陽、海に出会ったのは意図していたところもありつつ、偶然でもある。いつも街を撮っているときは、偶然な要素がほとんどなのだけど、今回は事前のイメージが膨らんでいたし、たくさんの要素があるわけではないから、一つ一つに丁寧に向き合う感じだ。
事前にGoogle Mapでこんな感じの海岸だったらこんな写真が撮れそうかなとイメージしていたものはあったけれども、そこに実際行くと想像を遥かに超える美しさがあった。
地形だけではない。この日のこの空、雲、太陽があってこそのその日の感動であって、それをどう写真に撮るかはその場で考えて撮っていく。もちろんこの日もEVFはモノクロのACROSで表示し、カメラ内にカラー情報も含めたRAWを残して撮影した。
この撮影方法については以下で書いているので、参考にしていただけるとありがたい。
光と向き合う時間がたっぷりあり、贅沢な趣味の時間を過ごした。
たまには撮影のスタンスを変えてみるのもよい
たまに撮影のスタンスを変えてみると様々な学びがあると思う。
・ポートレート、スナップ、風景撮影、ブツ撮りなど撮る対象を変える
・広角、標準、中望遠、望遠などレンズの焦点距離を変える
・アンダー気味、オーバー気味と露出の表現を変える
・絞る、開放などボケや描写を変える
・偶然に任せるか、必然の予想制度を上げるか
・レタッチソフトを変えてみる
などなど。
写真をある程度やっていくと、僕はこれをこういうテイストで撮る!と決めることも大事なのだけど、それに固執しすぎると、どんどん自分で選択肢を狭めていって、チャレンジしたり新しい発見をする喜びを失うことにもなったりする。
城ヶ島の自然は、「ちょっといつもと変えて取り組んでみなよ」と僕に言っているようで、とても楽しく撮影することができた。
撮影自体を楽しむって、大事だな、と思う。