超特急のファンクラブライブツアーは愛しかなかった
昨日(2/15)
超特急 ファンクラブ(= FC)
ライブツアー『Toooooo 8』
名古屋公演の2日目に乗車しました。
毎年この時期になると
FCツアーを行う超特急ですが
今までは、いわゆる
ファンミーティング(=ファンミ)
形式が多かったようで
がっつりライブをします!
と謳われているのは初めてなんだとか。
ファンミもいいですが、
ライブが大好き人間なので
ツアーが発表されたときから
楽しみにしていました。
同時に、FC規模のライブって
どんなもんのボリューム?と
疑問も抱いていたのですが
いい意味で裏切られたので
印象に残った場面を中心に
感想を書いていきます。
すごいボリュームになってしまったので
心してお読みください。
また、ネタバレだらけの記事になります。
東京公演に参加するご予定の方は
とくにご注意くださいね。
入場〜Overture
会場に入って驚いたのは、
ちゃんとセットがあること。
2階建てのセットの1階部分には
出演メンバー5人のカラーに
ライトアップされた扉が5つ。
見るからにわかる
「ここから登場するぞ」感に
始まる前から本気のライブだと
伝わってきました。
FCのライブだと思って
油断していてすみません。
タカシくんによる
開演前アナウンスが終わり
数分後、耳に馴染んだOvertureが。
Overtureの映像もまた、
このツアーの為だけの特別版でした。
『GOLDEN EPOCH』
(=ゴルエポ)ツアーの映像を
メンバーごとに編集し
クールにまとめるかと思いきや
タクヤくんが
コマネチしてる写真や
タカシくんが
ランドセル背負ってる写真など
オフショットを交えるという
FCツアーならではの編集が
ニクかったです。
Fashion
Overtureが終わると
扉が開き、後ろから照らされた
5人のシルエットが現れます。
そしてかかったのが
『Fashion』
Fashionは初めて聴いたときも
ゴルエポツアーの演出を見たときも
思ったのですが、
「1曲目(※1)」が非常に似合う。
実際には、
『No.1』や『超ネバギバダンス』
などのぶち上げ曲を
ライブの1番初めに
持ってくることが多いので、
1曲目になることは
なかなか叶いませんでしたが
FCツアーでやってくれる
総合演出家ユーキさん
信じられすぎます。
Fashionには
世界観に引き込んでくれる
独特の雰囲気がありますよね。
また、衣装が
黒スーツにメンバーカラーの
コサージュが1輪咲いている
シンプルなものと珍しく、
このシンプルさが
ヘルシーな色気をもたらしていて、
Fashionのおしゃれさとマッチし
芸術作品でした...。息を吞む美しさ。
SAY NO
ライブは『Fashion』から
『Booster』『Kiss Me Baby』と続き、
そのまま『SAY NO』へ。
SAY NOは回変わり要素も多く、
何度見ても楽しいですよね。
「いい感じ」「超特急」の
コールアンドレスポンス部分の担当は
タクヤくんとユーキくん。
まずはタクヤくんが
「8号車」と叫びながら
全身で「8」のポーズを
してくれて、
そのときのはにかんだ
お顔が本当に可愛くて!
クールな表情も好きですが
やっぱり等身大の
タクヤくんが愛おしいです。
ユーキくんは
歌詞を大幅に改変し
「手羽先」「いっぱい」
「食べました」
「昨日の夜〜〜〜」と
近況報告をしてくれました。
この25歳児可愛すぎる。
曲終わりのモニターアップは
タクヤくんだったのですが
『Believe×Believe』でも
頑なにやろうとしない白目を
披露してくれて(できてない)
推しの成長を感じましたね。
MC1
MCのタイミングを
忘れてしまったのですが、
『SAY NO』を披露した後
だった気がします。
(違ったらすみません...)
ユースケくんの
車両点検期間中の
ライブでは恒例となった
6号車口上の後に
ユースケくんっぽいものが
映し出されるコーナー。
この日は食パンがクローズアップされ
カイくんが食べることに。
つぶあんチューブも用意されていて、
すかさず「名古屋といえば
小倉トーストですよね〜」と
言ってくれるカイくんは
本当に頭の回転が早い。
リョウガくんが、
パンにつぶあんを絞るのですが
う○こみたいに絞り出していて、
こういうおふざけも
FCイベだからこそだと
微笑ましい気持ちで見守っていました。
Pretty Girl
『No.1』に続き流れた
『Pretty Girl』(= プリガ)
スタンバイしたタイミングで
隣同士だった、
カイくんとタクヤくんが
笑いあっていたので
絶対に何かがあると確信。
Aメロが始まった瞬間に
スタートしたのが
カップル役の草村にタカシくんが
ちゃちゃ入れをするという
三角関係劇。
取り残された稜海は、
真面目にプリガを踊っていて
めちゃめちゃシュールでした。
その後も、2番は稜海の
カップル小芝居を見せつけられたり、
落ちサビではぽんカイが
熱い抱擁を交わし、
カイくんがユーキくんを
お姫様抱っこをする展開になったり。
踊りを捨て、歌を捨て
8号車の黄色い悲鳴が飛び交う
このハチャメチャ感は
間違いなく、このツアーの問題作です。
(褒めています)
Body Rock
『Pretty Girl』で多幸感に
包まれたと思いきや響き出す、
モヤのかかったサイレンのようなイントロ。
先月の『Revolución viva』ツアーで
初めて披露され、あまりのエロさに
大好きになってしまった
『Body Rock』です。
イントロを聴いた瞬間に、
こんなにも早くこの曲のパフォーマンスに
再会できるとは!!と感激しました。
好きポイントは
たくさんあったのですが、
これだけは絶対に言いたい。
超特急、ジャケットを脱ぐ仕草が
R18すぎる。
この曲では、
今まで羽織っていたジャケットを
1人ずつ脱ぎ、
Body Rockパフォーマンスの
キーであるイスに掛けていく
演出がありました。
ジャケットの脱ぎ方に
各々の個性が出ていて
みんな最高だったのですが
中でも、リョウガくんがお耽美でした。
そもそもリョウガくんは
スーツのような
かっちりしたお洋服が似合うし、
着ることで色気が倍増する
スキルを持っていると思います。
そして、この日の
重ための前髪とも合わさって
幼さを残しながらも
大人の色気があるという
ミステリアスな雰囲気を
醸し出されていました。
そんなリョウガくんが、
ゆっくりと丁寧にジャケットの袖から
腕を抜く仕草が綺麗で綺麗で...。
1日経っても目に焼き付いて
離れません。助けてください。
We Can Do It!
会場がセクシーな雰囲気に
包まれたまま迎えた
『We Can Do It!』(= WCDI)
WCDI自体はいつも通りの
セクシーなパフォーマンス。
しかし、アウトロがMixされ
そのままダンサー4人による
パフォーマンスに突入します。
タクヤくん→ユーキくん→
リョウガくん→カイくんと
続いていきますが
なんと、それぞれに1〜2人ずつ
バックダンサーがついている!!!
超特急のライブで
バックダンサーがつくのって
初めてですよね...?
とくに、リョウガくんは
女性ダンサーとのデュオ。
かなりの密着度で
リアコ8号車のメンタルが
少し心配になりました。
でも、賛否両論承知の上で
このパフォーマンスを
やりたいと思って、
FC会員しかいない空間で
見せてくれるのって
本当に嬉しいことだと思います。
バックダンサーをつけられるのって
メンバー一人ひとりのスキルが
上がったからこそだと思いますし、
表現の幅も広がるし、
超特急の成長という意味で
いい演出だと私は思いました。
Rush Hour 〜 Jesus 〜 EBiDAY EBiNAIメドレー
『Rush Hour』から始まるメドレーでは
1人のサラリーマンの恋物語が描かれます。
ジャケットを羽織り直し、
メンバーカラーのネクタイをして
再び登場した超特急。
『Rush Hour』では
タカシくんを
主人公(センター)に据え置き、
WCDIで登場した
バックダンサーの方々も交えて
満員電車で疲れ切った
サラリーマンを演じます。
いつものように満員電車で通勤していた
ある日、満員電車から押し出され
ホームに転倒した主人公は
そのときハンカチを貸してくれた
白いワンピースの女性に恋をする。
そして、センターを
リョウガくんにバトンタッチし
『Jesus』へと続きます。
Jesusでは、主人公が
白いワンピースの女性
(じつはタカミちゃんだった)に
ラブレターを渡し、振られてしまう。
続く『EBiDAY EBiNAI』では
白いワンピースの女性が忘れられず、
ハンカチを眺め続ける主人公を
ダンサー全員で表現していきます。
最終的には新しい人と出会い、
前を向いていくというストーリー。
ここまでストーリーが
しっかりとしたメドレーですが、
セリフは一切ありませんでした。
それでも、きちんと理解できたのは
既存の振り付けをガラッと変えて
ストーリーを伝わりやすく。
バックダンサーをつけて
場面を想像しやすいように。
工夫が施されていたからだと思います。
このメドレーがおそらく
本ツアーの目玉で、
ユーキくんが挑戦したかったこと
なのだろうと感じ取ることができました。
映像〜refrain
『サヨナラは雪のあとで』の
パフォーマンス後、暗転し
『Billion Beats』に乗せて
モニターに映し出されたのは
超特急 初ストリートライブの
映像でした。
映像は
超特急初めてのライブから
『愛す。in Wonder Land』
『Super Trans NIPPON Express』
などの歴史を辿り
『Revolución viva』へ。
そして全身ピンクの衣装に
身を包んだメンバーが
ステージ上に現れ
『refrain』に繋がります。
別公演のレポを拝見したのですが、
映像には「8号車それぞれに
超特急と出会ったタイミングがあって、
その瞬間を思い出してほしい」
というユーキくんの
想いが込められているそうです。
そこからのrefrainには
8号車に、好きになったときのことを
繰り返し思い出してほしいという
超特急からの願いと、
何回でも感謝を伝えたいという
超特急から8号車への想いが
詰まっている気がして、
これをエモと言わずに
何と言うんだと。
しかもrefrainって、
かなりレアですよね。
ここぞというときに持ってくる上手さ。
感動も増し増しです。
ありがとうございます。
MC2
2回目のMCではバレンタイン
(当日ではないですが)にちなんで
「だれが1番8号車を
キュンキュンさせられるか選手権」
(正式タイトル忘れちゃいました...)が
開催されました。
長くなりすぎるので、
詳細は割愛しますが
オリジナルデザイントートバッグが
売れていないユーキくん・
タカシくんが販促をしたり、
カイくんがタクヤくんに向けて
告白するも、ネタ走ったりと
個性豊かな告白揃いでした。
結果はタクヤくんが優勝で幕を下ろし
煽りで会場を温め、ラストスパートへ。
次曲は『Drawイッパツ!』でしたが
ユーキくんの曲フリが独特すぎて
リョウガくんが笑いを堪えていて
可愛かったです。おさなな〜!!!
余談ですが
ユーキくんのトートバッグは
終演後完売したみたいです。
超特急効果すごい...!
超特急です!!!!!!!
アンコールでは、
ツアーTシャツに着替えた超特急。
これまた懐かしい
『Love again』を披露し、
最後の曲に選ばれたのは
『超特急です!!!!!!!』
途中、体調を崩された
8号車さんがいらしたのですが
舞台上から気づいたメンバー達が
パフォーマンスを続けながらも
「9号車さんいる??」
「周りのみんな助けてあげて」と
声をかけて、心配そうな
眼差しを送りつつも
きちんとステージを続ける姿に
プロだと感じました。
少し落ちついたのを見届けてからは
動揺も見せず、笑顔でのパフォーマンス。
「お抹茶 カイカイ」からの流れでは、
「鍋焼きうどん」
「手羽先 リョウガ」
「きしめん タクヤ」
「言われた ユーキ」(可愛い)
「名古屋コーチン タカシ」と
名古屋にちなんだ
ラインナップで楽しませてくれたり
その直後のリョガタクの
セリフ部分では
リョウガくんがタクヤくんに
「(名古屋らしい食べ物を)
もう1個!もう1個!!」と
お願いするも、タクヤくんに
「もう1個はムリです!!!」
とお断りされる
お茶目な姿が見られたりと
8号車の不安を払拭するような
ステージングでした。
エンディング
最後のMCでも、
体調を崩された方に対して
「悔しいと思うけど、
また名古屋に帰ってくるから
無理せんといてな」と
タカシくんが声をかけていて、
心優しい超特急が
やっぱり大好きだと
再認識したりしました。
目一杯のお手振りをいただき
別れを惜しんだ後、
最初に登場した扉へと
戻っていくメンバー達。
発車のベルと共に
扉が閉まる演出に、
最後の最後まで
やられっぱなしでした。
おわりに
『Toooooo 8』に乗車した感想は
「マジでちゃんとライブだった」です。
お金をしっかり払っているので
当たり前と言われれば、
当たり前なのですが
2時間に渡る本気のライブを
見せていただきました。
ツアーの温度感でいえば、
『Euphoria』のフランクさと
『Revolución viva』の
魅せるライブを
織り交ぜたような
ハイブリッド型。
『Toooooo 8』と題され、
「8号車へ」という意味が
込められたライブは
超特急らしさと、
8号車の好きなものが
たくさん詰まった
愛溢れるライブでした。