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壊れるくらい泣いた

壊れるくらい泣いた夜があってね。


私は自分以外のものからの影響で負の感情に支配されることがゼロに近いんだ。お金を取られようが、ちょっといじわるされようが、変な土地に迷い込もうが、怖くなったり緊張したり腹が立ったりすることがないの。「まぁそれでも地球は回ってるしなマインド」。(これはたぶんイタリアに来てから。ほんとに図太くなったの。笑)

けどね、大切な人にだけは、コントロールが効かないことがあるの。
あの夜自分でもわけがわからないくらい涙が出てきたときに、その人が自分にとってすごく大切な人なんだって気づいた。傷ついてるはずなのに、その人に対して感情が溢れてどうにもならないことが、ものすごく嬉しい自分がいた。またひとり大切な人ができたのか、って思うの。なんでだろうね。不思議だよね。

もうこれ以上図太くならなくていいや。
たまには悲しい歌に共感して泣いたりしたいもん。

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