【読書感想】 空を切り裂いた
空を切り裂いた 飴村行
「読後正気を保っていられるか❓」と言う点で、『令和のドグラ・マグラ』の帯は頷ける( ᐙ )
飴村行さんの作品といえば『粘膜シリーズ』が大好き(〃´-`〃)💕
粘膜シリーズは、蜥蜴人間や河童などが登場する、帝国時代の日本を舞台に軍人達や狂人達とバイオレンスな日常を描くエログロホラーシリーズです。(言い過ぎ?笑)
あの世界観、たまりません💕⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
『空を切り裂いた』は世紀末を舞台にした奇書『蘇る光』を巡って起こる、ある意味宗教的なお話。
帯の『令和のドグラ・マグラ』は、読んだ後にあなたは正気でいられるか⁉️という意味かなと思いました。
理解ができない〜。とかではなく、そのままこのお話を受け入れようという気持ちで読むととても楽しめました。
堀永彩雲という作家に魅了され取り憑かれる5人の人物。
その様子が連続短編で描かれています。
堀永彩雲の作品である『人魚の涙』と『蘇る光』に込められたメッセージ。
堀永彩雲と作品の謎が解き明かされるにつれ、どんどん不穏な結末に…。
好みが割れるエログロ表現健在。
飴村行さんの遊び心のある表現に「やっぱ好きだわ〜」と再確認したひとときでした( ˶°⌓°˶)⸝⸝⸝💕