【読書感想】 白夜行
白夜行 東野圭吾
なんだこのおもしろさはーーー‼️
さすが東野圭吾❗️としか言えん‼️
家族の本棚に十数年ずーーーーーっと納まっていた本です。笑
あるのは知っていましたが、実はワタクシ、東野圭吾さんの作品にはあまり興味がなく……すんません(^▽^;)笑
なぜなら『絶対おもしろいに決まってる』から笑
なので、小説は読まず、映画やドラマを観ていました。
それだけ安定感があるという事ですね。
読んだ事がない訳ではありません。
『手紙』『変身』は、読みました。
『手紙』では号泣し『変身』は私が購入し、とてもおもしろかった。
家族の本棚には『容疑者Xの献身』と『ナミヤ雑貨店の軌跡』と『放課後』もあります…。
読んでいませんがね…笑
『白夜行』は、映画もドラマも観たことがありません。
先入観で「逃走系ラブストーリー」だと勝手に思い込んでいました笑
なんらかの障害で結ばれない2人が愛の逃避行を続けた末に死ぬとか。それ系かと笑笑
東野圭吾ナメすぎてた笑
なんせ恋愛悲劇モノは苦手でして…(-_-;)
だがしかし‼️
全然そんな小説ではなかったです笑
廃墟ビルで、桐原亮司の父が刺されるという殺人事件が起きる。
当時このビルで遊んでいた小学生が第一発見者。
容疑者はいるものの、これといった証拠はなく、事件は未解決で終わる。
容疑者の娘である西本雪穂は、とんでもない美少女。
周囲の目を惹く彼女の周りでは、不幸な出来事が相次ぐ。
時代は変わり少年達は成長していくが、どんな想いで生きてきて、どんな未来を望んだのだろう。
想像すると胸が苦しい……。
東野圭吾作品はメッセージ性が込められている。
親という存在の重要さが第一にあり、そう育ってしまった過程で今後の生き方に影響される。
後悔することばかりである(T-T)
事件の真相は複雑に入り組まれていて、後半で徐々に推理されていく様は読んでいて鳥肌が立つ。
では、あの時のあれは……と、疑問点はすべて回収され、腑に落ちる。
愛が全面に出されるが、それらをうまく操作する様が秀逸。
その中にさらなる愛が含まれている。
すべては愛のため。欲のため。
とても複雑なのに無理のないスマートな作品。
細部の気になる部分(おそらく、想像にお任せしても良い点)を、既読者と語り合いたくなる。
ホントよくできてる。
全く内容知らずに読んだので、もう感動しまくっていて、余韻が凄いです……(༎ຶ⌑༎ຶ)💕
終わり方も、とにかく最高すぎる…‼️