キャリアの考え方〜好きに生きたらいいのさ〜
今回は授業で心に響いた理論があったので記事にさせていただくことにする。
みなさまは、ご自身の将来についてどのように考えていますか?
「noteで生活できるぐらいお金を稼げるようになりたい」「今の会社でトップになりたい」「自分がやりたいことができる資格を取得したい」など、様々な目標があるのではないだろうか。
かくいう私も、皆さんがご存知のように「看護部長」を目指している。
誰に聞かれている訳でもないのに、目標そのものを名前にしており、まさに人生において目標を持つことは重要であると考えている。
つまり、キャリアの考え方でいうと、
今後のキャリアとして目指すところを設定し、それに向けてキャリアをデザインしていくという考え方である。
このように、主体的に自身でキャリアをデザインしていく考え方を「キャリアデザイン」という。
一見、自身で今後の目標を設定して、それに向かって行動していくことは、良いことのように見える。学校においても、職場においても、何かに取り組む際は目標を決めて、その目標に向けて計画を立てるということを教えられてきただろう。
もちろんそれが悪いという訳ではないが、必ずしも良いわけではないとする考え方もある。
それが、今回私が授業で習った「計画的偶発性理論」と呼ばれるものである。
これは、John Krumboltzというアメリカの心理学者が提唱した理論で、簡単にいうと
「人生何があるかわからないんだから、無理に目標を持って計画を立てる必要はない。」という考え方を前提としている。
また、Krumboltzの研究によると、目標を掲げてその通りの人生を送ることができる人間はせいぜい10%程度であるという。
すなわち、90%の人間は、目標を掲げてもその通りの人生を送ることはできないということである。
確かに、私も昔は「サッカー選手になりたい」などという目標を掲げていた。「看護師になりたい」という目標を持ったのは、高校3年生になってからである。そして、その頃は看護部長になりたいなんてこれっぽっちも思っていなかったし、なんなら管理者になんてなりたくないと考えていた。それから、人生の中であらゆる人に影響を受けながら、今がある。
このように、取り組んでみてはじめて見えてくるものがあり、その時々によって人間の興味は移り変わっていく。
私は、現在は「看護部長を目指す者」として記事を書いているが、数年後には全く違った目標を持ち、違った名前になっているかもしれない。その点はご了承いただきたい。
大事なことは、「最初に掲げた目標に縛られすぎず、その時の興味のままに生きたら良い」ということである。
本日は以上です。
キャリアの考え方は非常に多様であり、様々な理論があるため、後々そのあたりのお話もさせていただきたいと思う。
ここまで読んでくださりありがとうございました。