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自分だけの世界で自分の枠を作り、独りよがりに生きている。
人間は、独りではない。従って、独りよがりに生きるのは理に適っていない。物事は、必ず二面性がある。人間の個人の生活でいえば、「自力」と「他力」がある。これを勘違いして、「自力」だけで生きようとするとやがて破綻してしまう。一方、「他力」だけで生きることも出来ない。いわゆる他力本願。「他力」とは、人間社会で言えば、自分で努力をせずに、ひたすら他人の協力や援助をあてにすること。これでは、人間、いつまで経っても自立が出来ない。ここで云う「自力」と「他力」は、何も世俗の話をしているのではない。真理(本当)の話をしている。例えば、月。人間の科学では、地球や月などの惑星や衛星は、自ら光ってはいないとする。光るのは太陽などの恒星のみとしている。果たしてこれは本当か?真実は違う。月も地球も、自ら輝くものを持っている。この自力と他力の作用によって、全く違うものが表現されているということだ。でなければ、あの様に月の煌々さは証明出来ない。従って、人間にも「自力」と「他力」が融合し、輝くことが出来ると云うことだ。即ち、ここで云う「他力」とは、大局。人間は、素直に謙虚に正直に生きることで、この大局の力を使うことが出来る。しかし、大抵は、自分だけの世界で自分の枠を作り、独りよがりに生きている。何でも自分は出来る、自力で生きていると勘違いをしている。この性根が本当の輝きを失わせていることを推して知るべし。人間が、本当に大事な局面で、素直に宇宙の力を貸してほしいと願い出るならば、宇宙は己に喜んで手を貸そう。そうしたことが実相なのである。
そのことを肝に銘じ、素直に正直に謙虚に、実相の二面性の真理を理解し、今日一日を生きます。
有難う御座います。
(月の画像:撮影・藤井啓人 2021年7月24日)
今年7月14日のスーパームーンは、東京は曇りで視ることが出来ませんでした。次回は、8月4日が満月のようです。
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