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本音でありのままに生きよ


実相とは何か。


己、説明してみよ。



「は?聞いたことないです。学校でも教わった記憶がありません。それって、噂のジッソウとか、何かテレビ番組とかの名前ですか?」


「ジッソウって、なんだか、どこかで聞いたことあるけど、お坊さんとかが法事の時に説教で言ってた言葉かなあ。意味は良く分かりません。」


「知ってますよ。ジッソウって、コンピュータにアプリケーションをジッソウするっていうアレでしょ?最近だとインプリ(implementation)とかいうやつ。」


「実相って、難しい言葉ですよね。宗教用語というか、世間ではほとんど使われないので、一般の人は知らないのでは。私は宗教学を少し勉強していたので分かる程度です。」…。



この世において、これほど大切な真理は無いのだが…これが実態ということだ。


これ、世に云う末法の世。


ここまで来るともう後戻りは出来ぬか。


実相は、巷の辞書にはこうある。


「実際の有様。実際の事情。真実の状態。真実の体相の意。一切のもののありのままの真実の姿。生滅・無常を離れた万物の真相。森羅万象。あらゆる現象の仮の姿の奥にある真実の相。真如。本体。一如」。


若者たちの言葉で近いものとしては“リアル”か。


実相の対義としては、虚妄、虚偽、偽善、虚構、欺瞞…。


人間、この実相の在り様に気付き、知ることが何よりも肝要であるはずなのに、寧ろ、その逆を信望し、それが真実のように語られている。



「あのお…難し過ぎてサッパリなんですけど…」


「余計に意味不明!もっと分かりやすく教えて下さい!」。



よかろう。


これ即ち、本音と建て前。


実相は本音の世界。


本音以外は虚妄とされる世界。


従って、心の内まで明らかである世界。


ありのままの姿。


どうか?


これで理解出来たか?


お主らの世は、このような真実の世界か?


それは否!


お主らが生きる世界は、実相という言葉が伝わらない程に、本音でもありのままでもない、ということに、もはや気付かねばならぬ。


実相の在り様が抜け落ちた状態で生きることほど重く暗く辛く淋しいことはない。


この生き様を己らはいつまで続けるつもりか。



「え?本音で生きたら余計に生き辛くなる。だって、みんな顔は普通にしてるけど、腹の内は何考えているか分からないし、本当のこと言ったら、空気読めないヤツって、あっという間に悪者、邪魔者扱いされて追いやられるのが目に見えてる…。待って!ああ、だからこんなに私、生き辛いんだ。やっと分かった!!何でこんなに毎日苦しいのか!」



おお!やっと分かったか。


では、これからどう生きるべきか。


それは、どれ程、重く暗く辛く淋しく感じようとも、本音でありのままで生きることだ。


なぜならば、それが生きることの真実だからだ。


真に実相を生きることが出来ていれば、心揺るがず、無意味な不安や悩みは一切無くなる。


これが本当の人生を生きるということ。


それをしたくば、誰が何と言おうと、本音でありのままで真実を生きることだ。





ああ、そのことを肝に銘じ生きます。





有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者