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それでも、本当に世の中に必要とされる会社は生き残っていく。
会社の長である社長さんよう。
現世は、良くも悪くも経済中心の社会。
「会社」という機構そのものが、社会の管理・運営、成長、発展に末端で大きな影響を及ぼしていることは自明の理。
従って、会社の牽引者である社長は、会社を営んで(営ませて頂いて)いる立場、その役目や責任の大きさを自覚しなければならぬ。
「そんなこと言われなくとも分かっていますよ。だから真面目にせっせと従業員共々働いています。当たり前のこと言わないで下さい(笑)」
「社会のお役に立ちたい気持ちはありますが、会社を回すことで精一杯でして。ウチも代々長く続けさせてもらっていますが、もう限界かもしれません。景気や商売の環境が悪すぎます。零細企業には厳し過ぎる…」
「我が社は、全世界に拠点を持つ万人企業。社会の根幹となる製品を開発し収めさせてもらっています。日々、市場環境が変化するので舵取りが大変です。課題は、いかに生産性、効率性を高めていくか。これに尽きます。」
「父の会社を引き継ぎ、日々悪銭苦闘の毎日です。有難いことに、これまでの顧客基盤は揺るがず、しっかりとやらせてもらっています。ただ、このままでは発展は望めませんので、社員と共に、新しい新規事業を創り出そうとがんばっています。第二創業期に際し、全身全霊で取り組んでいます。」
「私は学生時代からのアイデアで起業し、投資家からたくさん資金調達が出来ました。ベンチャーとして一旗揚げて、世界市場を狙っています。今の課題は、優秀な人材をどれだけ確保できるかです。今は人材採用が私の一番の仕事です。」
「ウチは、お蔭様で、老舗として代々長くこの地で商売をさせてもらっています。社訓は人造りです。人を育てることが社長の私の最も重要な仕事だと思っています。有難いことに、地元では、人間味のある会社だって言われます。社長として誇りに思います。」…。
世の万物は、常に変化し、栄枯盛衰を見る。
時代に翻弄されることもあろう。
それでも、本当に世の中に必要とされる会社は生き残っていく。
それを支えるのは、人間性。
即ち、まずは社長の人間性が問われているということだ。
社長さんよう。お主は、高い人間性を持っているか。
人間としての未熟さを自覚し、只管に自分自身の中身(人間性)を磨くことに精進出来ているか?
日々、物カネに追われてしまいがちな社会において、この確信を持って努力を惜しまなければ、意に叶うこと在る。
決して、目先の物カネに溺れるな。
そして社員とその家族を何よりも大事にせい。
己の人間性が高まれば、社の求心力、社員の結束力も高まり、良い仕事に繋がる。
「またまた、そんなこと言われなくとも分かっていますよ。だから真面目にせっせと従業員共々働いています。当たり前のこと何度も言わないで下さい(笑)」…
おう、頼もしいのう。
これで社会も安泰とい言いたいところだが、そうではないのだから、更に精進せよ。
そのことを肝に銘じ、自分自身の人間性を高める努力を怠らず、当社も会社を営ませて頂いていることに感謝し、社会貢献によって報恩に徹してまいります。
有難う御座います。
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