この大馬鹿者!
自分を信じるということと、自分が一番正しいと思うことは似て非なるもの。
人間は、意識しているか否かは別として、大概、自分以外のものに対しては批判的で、自分が常に正しいと思っている。
何かに相対している時の己の顔と思考の中身を一度映し出してみよ。
この世は建て前の世界だから、自分の顔は平然としていると思っていても、自分の方が上だ、正しい、優れていると無意識な感情が顔に出て、口や目が、見事に歪んでいる。
どれだけ身なりを整え、華やかに装っていたとしても、自分以外の皆がそのことを気付いている。
この独善、独り善がり、自惚れは、己の生き様を貧しくしている。
自分の思いだけが先行する生き方をしているから不安が一向に収まらない。
なぜか?お主ら皆、人間だもの。
未熟だから人間を志願して生まれてきている。
そのことを忘れたか!
この大馬鹿者!
人間はことある毎に、威張ったり、思い上がったりする。
特に身近な相手に対し、このような態度を続けている間は、人生が好転することはまずない。
そのような輩は、相手の粗は良く視えるが、自分のことは全くもって視えていない。
「いやあ、困ったなあ。他の人のことは知りませんが、私には視えてますよ。ちゃんと自分のことが分っています。でも人生が良くならないのは、世の中がこんなに悪いからです。自分は毎日真面目に一生懸命に生きています。だから不真面目に生きている人よりもなんでこんなに自分は損ばかりして不幸なのか良く分かりません!この世は不平等や不公平なことばかり。生きるのが程々疲れます。」…。
己、悪いことは云わぬ。真実を知った方がいい。
本音で天に己のことを聞いてみよ。
心の波を整え、凪となった湖面に己の顔を映し出してみよ。
己の本当の姿を視れることぞ。
そのことを肝に銘じ、自分自身の今の本当の姿を視て、猛省し、性根を入れ替え、一から出直します。
有難う御座います。
幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者