夢
ほんとに、しんどくて、毎日が悪夢に感じる。
だから、私の、こうなったらいいなっていう夢を書こうと思う。
私は大学生になった。東京の私立で、早慶とかでは無いけれど、まあまあ名の知れている大学だ。
今日は大型休みで、彼氏と秘湯に来ている。レンタカーで山奥まで来て、もう温泉のいい香りがする。私はなんの悩みも抱えこんでおらず、今夜の宿の食事のことしか頭にない。旅館に着くと、一息付く。一面自然の窓の傍ら、私は本を読んでいる。なんて幸せなのだろう。
温泉も、食事も素晴らしかった。いい経験が出来たと2人で笑い合いながら、山を下って行く。
次の日も私は幸せだ。
母と銀座に来ている。好きな物、可愛いものを、慎重に吟味しながら買う。そして、落ち着いたカフェでアフターヌーンティーをする。
コーヒーと共に、幸せを感じる。自分はなんて恵まれているのだろうと、産まれてきたことに感謝する。
大学に行っても幸せ。
読書サークルに友達がいる。好きな本の良さを各々語りながら、その子の内面を知る。楽しい会話だ、自分は幸せだ。
想像できるのはこんなとこだろうか。
幸せ…幸せ、掴めそうで掴めないもの。
私の、夢