早くも重版! 高野秀行さん『幻のアフリカ納豆を追え!』サイン本プレゼント!(No. 880)
考える人 メールマガジン
2020年9月10日号(No. 880)
高野秀行さん『幻のアフリカ納豆を追え!』試し読み&サイン本プレゼントキャンペーン実施中!
究極の納豆は、アフリカの辺境に存在した――。知と食欲を刺激する前人未踏のミステリー冒険譚!
前作『謎のアジア納豆』で、アジア辺境の納豆の存在を突き止めた高野秀行さんが、今度は、IS出没地域から南北軍事境界線まで、幻の納豆を追い求める!
隠れキリシタン納豆とは? ハイビスカスやバオバブからも納豆がつくられていた!? そして、人類の食文化を揺るがす新説「サピエンス納豆」とは!? 執念と狂気の取材が結実した、これぞ、高野ワークスの集大成!
発売直後から評判を呼び、早くも重版決定!
そんな注目作『幻のアフリカ納豆を追え! そして現れた〈サピエンス納豆〉』の試し読みを2本公開しています。
さらに、サイン入りの本書が3名様に当たるTwitterキャンペーンも実施中。
【応募方法】
1) 「考える人」のTwitterアカウント @KangaeruS をフォロー
2) 下記のツイートをリツイート
小社の「ソーシャルメディア・キャンペーン 応募規約」はこちらです↓
『雑貨の終わり』刊行記念!
三品輝起さん×島田潤一郎さんトークイベント開催!
「考える人」での連載中から大きな反響を呼んでいた三品輝起さん『雑貨の終わり』が単行本として発売されました。
三品さんは東京・西荻窪にある雑貨店「FALL」を営むかたわら、執筆活動もされており、デビュー作『すべての雑貨』で、「雑貨化している社会」にいち早く着目した〈消費文化論的雑貨考〉が話題になりました。
今作も、無印良品、村上春樹、TDL、街のほっこりパン屋さんと、ありとあらゆるものが雑貨化してゆく現象を考察していく、知的好奇心を刺激される一冊になっています。
本書の刊行を記念して、9/16(水)20時から、下北沢B&Bによるオンライントークイベントが決定! 対談相手は、三品さんのデビュー作を世に送り出した夏葉社の島田潤一郎さんです。
イベントは当日のライブ配信のみですので、ご注意ください。また、「サイン入り書籍つきチケット」も販売中です。
さらに、「考える人」でもサイン本プレゼントキャンペーンを実施。3名様にプレゼントしますので、ぜひご応募ください。
『村井さんちの生活』サイン本プレゼント!
「考える人」の人気連載「村井さんちの生活」が本になりました。
息子のSOSに気づけなかった後悔、きざみ葱を巡る夫とのバトル、子犬ハリーとの出会い、亡き母からの時を超えた贈り物、そして突然の入院生活。家族にとって、それは山あり谷ありの四年だった――。琵琶湖畔に暮らす翻訳者が日常を綴る、心温まるエッセイ集。
女優・杏さんも大絶賛の本書の刊行を記念して、サイン本を3名様にプレゼント。
ご応募はこちらから↓
アクセスランキング
■第1位 Superfly越智志帆「ウタのタネ」
チコちゃん
〈緊急事態宣言期間中、チコちゃんの口が臭くなった〉。チコちゃんは5歳の女の子……ではなくて、越智さんの愛犬。チコちゃんの異変から考えた〈生き方〉について、独自の視点が光るエッセイが初登場1位!
■第2位 安田菜津紀の写真日記
報道は次期総理の「素顔」を伝えるためのものなのか
来週14日に投開票が行われる自民党総裁選。次期総理候補をめぐる報道が過熱していますが、果たして報じられている内容は? 政治とメディアのあり方を問う記事に多くの反響が寄せられています。
■第3位 斎藤環×與那覇潤『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』刊行記念特別企画
「死にたい」と言われたら、どうするか?
先日、第19回小林秀雄賞の受賞が決定した斎藤環×與那覇潤『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』の内容を一部再編集したページがランクイン! 〈うつ病社会〉を生き抜くヒントとなる〈同意なき共感〉とは?
最新記事一覧
■若菜晃子「おかしなまち、おかしなたび 続・地元菓子」(9/3)
愛する地元アイス
9月に入ったものの、まだしばらく蒸し暑さは続きそうですね。若菜晃子さんが全国をあるきながら見つけた〈愛する地元アイス〉をご紹介。アイスクリームもこんなにローカル色豊かだったとは!
■吉川トリコさん「おんなのじかん」(9/9)
23. 失われた夏を求めて
まだまだ残暑は厳しいですが、確実に夏は過ぎ去ってしまいましたね……「サマーヌードみたいな夏」、過ごしたことありますか?
編集長のお気に入り
◎ドラマ「MIU404」
最終回を迎えたばかりで、これからは見にくい日本のドラマについて書くことをお許しください。けれど、この作品は配信などで末永く見られることになると思います。
TBS系のテレビドラマ「MIU404」 は、綾野剛さんと星野源さんが、警察の中の初動捜査のプロフェッショナルである機動捜査隊(機捜)を演じます。
制作の座組は、脚本・野木亜紀子によるオリジナル、新井順子(プロデュース)、塚原あゆ子(演出)の3人で、前にこのメルマガでも書いた石原さとみさん主演の法医学ドラマの傑作「アンナチュラル」(アマゾンプライムビデオで配信中)と同じです。主題歌も「Lemon」と「感電」で同じ米津玄師。それどころか、「アンナチュラル」の脇役が「MIU404」にも出てきて、同じ世界線での物語であることが知らされます。
それだけなら、制作側のスピンオフ的な仕掛け、遊びにすぎないとも言えるわけですが、見ているうちに、「MIU404」のある人物が、「アンナチュラル」のある人物の状況と重なったり、メディアを利用して犯罪をおこなう愉快犯のような存在が二重写しになって見えたり、と意識的に「アンナチュラル」と「MIU404」が双子の作品として作られているのがわかってくるのです。
よく考えれば、「アンナチュラル」が遺体という「結果」から、そこに至るまでの道筋をたどる物語であったのに対し、「MIU404」は事件が起こった道筋の「入口」で、犯罪を防ごうとする物語。企画の当初から計画されていたことなのでしょう。
一つ一つの事件もよくできていて、冒頭で姿をあらわす事件は途中二転三転して、まったく違う大きな絵の一部に見えてきます。そしてまた、その一つ一つの事件が全話の流れの中で意味をもってくる。「アンナチュラル」と「MIU404」は、間違いなく今の日本のミステリードラマの最前線ではないでしょうか。起きる事件も、野木さんがNHKで書いた「フェイクニュース」の問題意識を引き継いでいて、きわめて現代的かつ示唆的です。そして何より、ゲストの菅田将暉さんをはじめ、役者ものびのびと新しい複雑な人物像を作り出しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■note
https://note.com/kangaerus
■Twitter
https://twitter.com/KangaeruS
■Facebook
https://www.facebook.com/Kangaeruhito/
Copyright (c) 2020 SHINCHOSHA All Rights Reserved.
発行 (株)新潮社 〒162-8711 東京都新宿区矢来町71
新潮社ホームページURL https://www.shinchosha.co.jp/
メールマガジンの登録・退会
https://www.shinchosha.co.jp/mailmag/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━