生きづらさを感じている人必読! 春間豪太郎×高野秀行対談(No. 894)
考える人 メールマガジン
2020年12月17日号(No. 894)
生きづらさを感じている人、必読!
春間豪太郎×高野秀行「自分のゲームを創れ!」
サイン本プレゼント企画も実施中!
『草原の国キルギスで勇者になった男』を刊行した春間豪太郎さんと、彼が尊敬するノンフィクション作家・高野秀行さんとの対談が実現。なぜ人は冒険や探検に憧れるのか。ノンフィクションを書く極意、生きづらいこの世の中をどうサバイブしていくのか――勇者たちの夢の対談をお届けします。
前篇「あえて危険に立ち向かってレベル上げ」では、海外でトラブルに遭った時の対処方法、アヤシイ人の見分け方など、経験豊富な2人ならではのエピソードが飛び出します。
後篇「生きづらいなら、自分でゲームを創ればいい」では、人生そのものへの向き合い方に話が及んでいきます。そもそも、なぜ2人は海外に果敢に飛び出していったのか。そこには「現代日本社会での生きづらさ」という共通項がありました。社会のルールに順応できないなら、自分が主人公のゲームを創ってしまえばいい! そして春間さんの次なる野望に、高野さんの開いた口がふさがらない!?
悩みを抱えていたり、閉塞感を感じていたりする方にぜひお読みいただきたい、痛快な対談です。
なお、春間豪太郎さんのサイン本プレゼントキャンペーンを実施中。ご応募はこちらから。締め切りは12/25(金)23:59です。
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◎岸政彦「100分de名著 ブルデュー『ディスタンクシオン』」NHK出版
NHKEテレの番組「100分de名著」、現在放映中の12月の課題図書が社会学者ピエール・ブルデュー『ディスタンクシオン』となっており、その講師を、当サイトの不定期連載「にがにが日記」の岸政彦さんが務めていらっしゃいます。7日から4週にわたって放映されている番組はもちろん面白いですが、今回、紹介したいのはそのNHKテキストです。
ピエール・ブルデュー『ディスタンクシオン』が日本で刊行されたのは1990年、私も図書館で借りてチャレンジしたのですが、なかなか手ごわくて挫折したのを覚えています。
『ディスタンクシオン』のテーマは「趣味や嗜好という個人的な領域が、いかに社会構造によって傾向づけられているかを明らかにする」ことだと思うのですが、この分厚い本は着地点が知られている割に、そこにたどり着くまでのハードルが高いのです。かといって、ほかの現代思想系の哲学者とは違い、分かりやすい入門書がない。
そう思っていたところに、今回のNHKテキスト、岸さんの語り口によってこの難解な本がわかりやすくかみ砕かれていて驚きました。「ハビトゥス」とか「界(シャン)」などという社会学の概念も飲み込みやすく、それぞれの概念が本の中でどう結びついているかが、朧気ながら理解できた気がします。
これが、定価524円(税別)と新書よりだいぶ安い値段で手に入るのだから、「NHK Eテレ」が提供するサービスというのはすごいものがありますね。7月の先崎彰容さんが講師を担当された吉本隆明『共同幻想論』のときのテキストも、評判になっていると気づくのが遅く、入手するのに苦労した覚えがあります。このブルデュー『ディスタンクシオン』の回も、後々、入手しにくくなりそうなので、少しでも興味がありそうな人はお早めに入手されるといいかと思います。
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