春間豪太郎さんサイン本プレゼントご応募は明日まで!(No. 895)
考える人 メールマガジン
2020年12月24日号(No. 895)
春間豪太郎さんサイン本プレゼント応募は明日23:59締め切り!
生きづらさを感じている人にオススメの
高野秀行さんとの対談もお読み逃しなく!
『草原の国キルギスで勇者になった男』を刊行した春間豪太郎さんと、彼が尊敬するノンフィクション作家・高野秀行さんとの対談が実現。なぜ人は冒険や探検に憧れるのか。ノンフィクションを書く極意、生きづらいこの世の中をどうサバイブしていくのか――勇者たちの夢の対談をお届けします。
前篇「あえて危険に立ち向かってレベル上げ」では、海外でトラブルに遭った時の対処方法、アヤシイ人の見分け方など、経験豊富な2人ならではのエピソードが飛び出します。
後篇「生きづらいなら、自分でゲームを創ればいい」では、人生そのものへの向き合い方に話が及んでいきます。そもそも、なぜ2人は海外に果敢に飛び出していったのか。そこには「現代日本社会での生きづらさ」という共通項がありました。社会のルールに順応できないなら、自分が主人公のゲームを創ってしまえばいい! そして春間さんの次なる野望に、高野さんの開いた口がふさがらない!?
悩みを抱えていたり、閉塞感を感じていたりする方にぜひお読みいただきたい、痛快な対談です。
なお、春間豪太郎さんのサイン本プレゼントキャンペーンを実施中。ご応募はこちらから。締め切りは明日12/25(金)23:59です。
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クリスマスケーキ
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■飯間浩明「分け入っても分け入っても日本語」(12/22)
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■猪木武徳「デモクラシーと芸術」(12/23)
最終回 「調性を失った音楽」が意味するもの――デモクラシーと芸術の運命
経済学の泰斗・猪木武徳さんが、西洋音楽を切り口に、デモクラシー社会の特徴とその行方を洞察した連載も、ついに最終回。
ご協力下さったナクソス・ミュージック・ライブラリーさん、そしてご愛読下さった皆様に心より感謝申し上げます。
編集長のお気に入り
◎ミシェル・フーコー『性の歴史IV 肉の告白』新潮社
12月21日、いよいよ小社からフーコーの遺稿『肉の告白』が刊行されます。私が80年代に高校生だった頃は、新潮社の思想書といえば、フーコーでした。『狂気の歴史』『監獄の誕生』『言葉と物』、そしてこの『性の歴史』の既刊3冊。この機会に『狂気の歴史』『監獄の誕生』『言葉と物』の新装版を刊行し、いよいよ今週、待ちに待った『肉の告白』が刊行されました。慎改康之さんの翻訳です。
この本の担当が、ずっと「新潮」で10年ぐらい同僚だったTくんなので、この機会に編集裏話を聞いてきました。
・日本では、第3巻にあたる『自己への配慮』は87年刊行なので、33年ぶりの続巻となります。この『肉の告白』という続巻はフーコーが書いていることは知られていたものの、本人は「刊行しないように」と遺言に残していたのを、フーコーが亡くなって約30年経って、もうそろそろ刊行してもいいのではないか、資料的な価値があるのではないか、とフランスでフレデリック・グロによって編集がおこなわれ、2018年に刊行されました。小社は、すぐさま版権を抑え、翻訳にかかったそうです。
・訳者の16ページの詳細な解説がつけられていますが、解説を各国でつけるには、フランスでの許諾が必要なため、アメリカ版、ドイツ版などではつけられていません。慎改康之さんの読み応えのある解説は全くのオリジナルです。
・前の3巻刊行時の記録がデータとして一切残っていなかったので、活字の書体なども含め、体裁をそろえるのに苦労したそうです。また、営業部からの要望で、急遽、既刊3巻の帯もすべて新しく作り直したのですが、刊行時以上に、フーコーを研究している学者の注目が集まるなか、現代の古典ともいうべき三冊のコピーを考えるのは緊張を強いられたとか。
・これを機に、『肉の告白』を皮切りに全4巻が電子書籍化の予定があります。ただし、前の3巻はデータが残ってないので、一から作っています。
Tくんはこの後、3月に刊行予定のトマス・ピンチョンの新しい小説の担当もしています。隔月でこんなヘビー級の翻訳書を担当することって人生でなかなかないんじゃないでしょうか。
さて、来週31日木曜日のメルマガ配信はお休みさせていただきます。来年は1月7日木曜日からの配信です。
明日からは、2020年の年間アクセスランキング1~100位を発表予定、今年の締めくくりにぜひどうぞ。みなさま、今年もたいへんお世話になりました。よいお年をお迎えください。
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