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わたしに贈るapplause

ついに今日4月1日、ひとつの仕事が世界にDrop it!!!した。
転職して初めて任されて、ついに世の中の人に見てもらえるところまできた。
11月からずっと愛情を注いできた仕事。(本当はそれもよろしくはないけど)あんまり仕事とも思ってないくらい創ることが楽しかった。

クライアントがどこに愛をもってこのプロジェクトをとらえているかが、打ち合わせを重ねるほどに輪郭がはっきりした。
中にはやり取りが難しい方もいた。しかし、その人も愛情深くこのプロジェクトを想って言っているのだと分かった瞬間から、その難しさよりもその人が言わんとしているその先をとらえるのに必死になった。
少しねじれていたとしてもその愛、しかと受け取ったよ!!

インタビューページでは、ほとんどの聞き取りと記事の全部を上司はわたしに任せてくれた。
どの人も法人の未来を担う豊かな心を持つ人たちだった。話を伺っていた時にどうにも心がつかまれるあのドキドキした感覚、もっと聞きたくなる話の数々。失敗や葛藤すらもその人を構成しているのがわかって、抱きしめたくなるほど素敵。
それらがわたしの書いたものを通してさらに多くの人に伝わればいいと思う。そのきらめきを伝えるために1から作った。

歴史の中で形作られたその職業のイメージはなかなか難しい部分もある。イメージが先行するところもあって歯痒いものだけど、働く人たちが皆、目の前の人と向き合って自らが持つものの何が力になれるのかに真剣になっているその姿は本当に尊い。
仕事は全く違うけど、すごく尊敬している。仕事を通して、尊敬できる人と出会えるこの仕事がとても好きだ。

この仕事を通して、私も世間一般程度に持っていた職業へのイメージが変わって、そこで出会う様々な職員の考えに出会うことによって私自身の変化にも出会えた。新しい考えが行動を変えていく。その変化は戸惑いをもって受け止めるよりも、スクラップ&ビルドが次はどのように私を変化させるのか、とても楽しみだ。
変化を恐れて、春を嫌っていた昔の私が聞いたらきっと希望をもってくれると思う。この仕事を選んだあなたをapplauseしたい。

私が作り替わっていくことで、触れるものや選び取るものも変わってきた気がする。苦手なものは多いけど、そうやって縮こまっているのもそろそろ終わりにしてもいいような気持ちになった。
誰かの価値で身を染め上げても許されはしたけど、applauseされることなんてなかった。私自身も誰かのカラーで染まり上がる私を省みてあげられなかった。それほどに自信を持てなかったんだと思う。私の選択に。

だけど今は違う。自分がしたためた文章を上司を飛び越え客先で提案したあの日、目の前でじっくりと検討しフィードバックしてくれる姿に感動した。思いが伝わること、文章が分かりにくいこと、この表現は残したいこと、真摯に私の文章と向き合ってくれているあの喜びは、何にも代えがたい。
私が私のままで前に出て評価を引き受けること、それを体感したことは今後も絶対に忘れないだろう。

自分を大切にする「愛」
名前にも「愛」は入っているくせに、ずっとわからなかったその感覚がようやくわかりつつある。
今までため込んできた好きな映画も本も漫画も展覧会も、面白みをもって受け止めてくれる人がいる。これらは私が生きていく中で、心躍るものたちだ。私はそれを信じていていい。
この本は、そう後押ししてくれるような最高に素敵な女性たちが描かれている。好きなものを語るときに見開きで描かれる彼女たちの誇らしげな表情がとても大好き。

これからも私は私が選んで素敵なもので出会える。その時に「私なんか」で思考停止して曇らせるのはやめよう。「ありがとう」とにこやかに思いを受け取れるように。
一つ終わったら、また次の仕事が動き始める。今日だけは私にたくさんのapplauseを贈ろう。

そしてこれからも先の先の先の先まで心躍る仕事をしよう。


誰かのどこかに届いたらいいなって思って書いてます! サポートいただけたら届いてるんだなって嬉しくなります。