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なんでも「〇〇丼(どん)」【味覚過敏】

私は小さい頃から夜ご飯のおかずを取り皿に取らずに、お茶碗の白米の上に乗せる子だった。

私は強い味が苦手。 
特に甘いもの、しょっぱいものは
胸から頭にかけて血がのぼりカーっとなる感じで気持ち悪くなってしまうので、そうなったら沢山水かお茶を飲むしかない。

でも味が混ざりすぎるのも苦手だから、この間もパスタソースとパスタを別々に食べて、後々しょっぱさに苦しめられた。

手先と足先に血流が集中するような、変な感じ。
水を飲んで楽な姿勢を探してやり過ごした。


食事中、1つの味(=特定の刺激)で頭が占領されないように一役かってくれているのが、白米。白米の味は沢山食べても気持ち悪くなったりしないので、日本に生まれて良かったな、と心底思っている。

どんなおかずでも、白米と一緒に、食べればおかずの味自体は薄まる。

そして、効率的に米とおかずを同時に口に運べる形が「丼(どん)」だったのだと最近気付いた。


年末に同期旅行で愛媛に行った時、みんなで鯛飯を食べた。

卵とタレと薬味でタイの刺し身を食べる。
とても美味しかったけれど、味がしっかりしているから、その分白米も沢山食べたので、お腹いっぱいになった。

みんなに、Rinはお米を沢山食べるね、と言われて、私は食べざるを得ないんだと気付いた。

まだ刺し身とタレが沢山残っているのに、お米は少ししかなくて、おかずに対するお米の食べる量が人より多いことに、その時初めてわかった。

もし、なんでも「丼」にして食べるのを好んでいる子がいたら、味が強い(特定の味で満たされる)のが苦手な子かも知れない。

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