SmartConstructionSimulationを使ってみましょッッ‼
ちょっと建設業界がざわついたi-Construction2.0並びにICTのステージ2
それなりに冷ややかな目で見られているものの、内容は「そりゃそうよな」と思う事ばかりがわかりやすく記載されています。
昨日(2024/04/16)に公開された
「i-Construction 2.0」を策定しました
~建設現場のオートメーション化による生産性向上(省人化)~
https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_001085.html
の発表記事ではでは冒頭から熱い文章がほとばしります。
思わずChatGPTに「要約して。小学生でもわかるように簡潔にかつ、要点を踏まえて」とプロンプトを打ちたくなるほどの熱さを感じますが、その熱量のままに読み込みます。
おっと、自己紹介を忘れていました。
こんにちは。内野です。
今日はi-Construction 2.0の指針が出たぞ~ということで、レビューしていくとともに、自社の取り組みを紹介します。
さて、戻りましょう。
i-Construction 2.0。まとめるとこの絵です。
社会資本は老朽化、温暖化で災害多発、外気温は過去最高、労働時間の規制が入るのに、ダメ押しで少子化という需要超過な局面にどう立ち向かって、どのようなプランで進むの?
という指針なわけですね。
オートメーション化ってなによ?
特に言われているのは「オートメーション化」です。
オートメーション化とは?
とのことでして、ひらたーくいうと人間が作業しない「仕組み」を作ることということみたいです。
・電子納品
・ICT施工
・自動運転
・遠隔臨場
こういったこともオートメーション化に含まれます。
究極は現場に最小限の人で、今と同じような作業をすることというのが目標、というところでしょうか。
ロードマップでは3本の柱を中心にまとめています。
私が50歳になるころには無人の重機がバリバリ動いているわけですね~
具体的には何をすればいいんだ?まずは・・・
じゃ、中小企業、地場ゼネコンは何すればいいんや。
って話ですよね?
難しいことは置いといて、現場が助かることを今からやろう~
って気分ですよね。
やりましょう!(ドン)
Smart Construction Simulation | 株式会社EARTHBRAIN
ひょんなきっかけからEARTH BRAIN様に足を運びまして、オートメーション化に向けた取り組みをしてみようじゃないかという機運が高まりました。
それで導入してみたのが、SC_Simulation(SCはスマートコンストラクションの略)であります。
これなんだ、というと土を運搬する際の建機シミュレーションソフトです。
(土配シミュレーションもありますが、今回は割愛します。)
使用する重機、運搬経路、運搬土量を設定すると・・・
バウンドしながら一生懸命に重機たちが動いてくれます。
かわいいですね。
SC_Simurationの推しポイント
SC_Simurationはその名の通り、シミュレーションソフトなのですが、これの優れている点は「予実計算ができる」というところです。
別アプリケーションになるのですが、SC_Fleet&ペイロードと紐づけることで予実計算をすることができます。
さらに、システマチックに「標準稼働」を作ってくれるのが推しポイントです。
推奨機器設定を押すとこんな感じで「何を使うんや?」と聞いてくれます。
さらに、この中には機器ごとの標準単価が入っており、現場に合わせて変更することができます。
作業者の熟練度も変更できます。
ん?これって・・・Minecraft・・・
現場は何が変わるのか?
目に見えて変わるところがあると思います。
①試行回数の増加
②他者評価の受けやすさの増加
③経営管理のしやすさ
これらは目に見えて変わります。
熟練の技術者であれば「ダンプの運転ぐらい」と思うかもしれませんが、その”運転配分ぐらい”をなくすことでほかの業務に回せるはずです。
ただでさえ忙しい技術者が、とりあえずプラン作っててくれと、別の人(又はAI)に依頼すれば生産性Up間違いなし。
さらに、予実計算までできれば優れものです。
(AIとの協業例はこちらのnoteで)https://note.com/kanemoto_1955/n/na09cd1cb2c0c?sub_rt=share_pb
やはり「標準」が決められることは非常に強いと思うわけです。
次のステージに進みだした。
なんだかんだICT施工も市民権が得られるようになりました。
ICT施工やりたいっす!「じゃ、自社努力で!」と言われるぐらい言葉としては流通しています。
「ICT、何したらいいかわからない」時間はとうに過ぎ、建設ICTもStage2へ進みだしました。
いざというときに強かに生き残る手段をテクノロジーと一緒に確立していきたいと思うばかりです。