金巻泰蔵のサポート日記106日目(2020/4/28)
どうも、金巻泰蔵(かねまきたいぞう)です!
本日のテーマは「贈与」について。
ゆーさんのnoteにサポートさせていただきました!
※本日のnote感想文、いつもより少し長めです。
今回ご紹介させていただくゆーさんのnoteは『世界は贈与でできている』という本をもとに考察されています。
わたくし金巻もチラッと読んでみたのですが、非常に面白いです。noteで無料公開が始まっているようなので、ご興味のある方は読んでみてください。
それでは、本題に入ります。
「贈与」について考える前に、少しだけ前置きをさせてください。
私たちの日常生活は、基本的に「交換」で成り立っています。
「交換の論理」はいたるところに見られますが,基本的にはビジネスの場で見つかることが多い。「この間は別の仕事であれだけ面倒を見たのだから,今度はそちらがうちを手伝え」とか「今回の取引では先方の都合を聞いたのだから,しばらくはこちらの言うことを聞いてくれるだろう」なんてやつでしょうか。
わかりやすい例が、「お金」と「物やサービス」の交換かと思います。
「自分がすること」と「相手からされること」が釣り合っているかどうかを意識すること、普段の生活では多いと思います。
一方で、「交換」という枠を超えた「贈与」という新しい考え方について書かれているのが、今回ご紹介させていただくゆーさんのnoteです。
「贈与」というとなんだか難しく聞こえてしまいますが、言いかえると「見返りを求めずに自分から与えること」なのかなとわたくし金巻は解釈しました。
「贈与」を考えるにあたって、ゆーさんのnoteでは、人付き合いの範囲として、4つの空間があると紹介されています。
貨幣空間:お金を媒介する人付き合い
政治空間:お金を媒介しない人付き合い
愛情空間:家族,恋人との人付き合い
友情空間:友人との関係との人付き合い
ポイントは、それぞれの空間の範囲が実際にはどれくらいなのか。こちらに関してはゆーさんのnoteの中で使われていた図がとてもわかりやすかったので、引用させていただきます。
一般に,「貨幣空間」が「政治空間」よりも圧倒的に広いのがリアルな形でしょう。他人の方が,友達や恋人よりも多いに決まっています。
確かに、世の中を客観的に見てみると、「お金を介する人との付き合い」の方が、「家族や恋人、友達との付き合い」よりも圧倒的に多いですよね。
わたくし金巻なり考えてみたのですが、これからの時代、お金を媒介する「貨幣空間」とお金を媒介しない愛情や友情を中心にまわる「政治空間」との境い目が今よりも曖昧になっていくのかなと思いました。
新型コロナウイルスの影響で困っている人がいたら特に見返りを求めずに助けてみたり、面白いと思ったものがあったら、とりあえず応援してみたり。
そんな世の中が遅かれ早かれ到来するのではないかと個人的には思っています。
💰💰💰
また、ゆーさんのnoteの中で特に印象に残っているのがこちらの文章。
僕がやりたいことは,贈与の概念工学です。贈与はこうあってほしい,こうあったほうが,世界はよくなる,そういう提案をしたい。今日の内容で言えば,贈与は「愛情空間」の論理だと僕は考えたい。「相手の求めに関わらず,自分を起点にして与える実践」。「交換の論理」が蔓延る「貨幣空間」から,友人,恋人,家族,そして自分自身を含む関係といった人間により重要であるはずの「政治空間」を守る,その防波堤となるのが贈与という実践ではないのか,そんな風に思えてきます。
思わず、「面白い!興味深い!」とわたくし金巻の知的好奇心が刺激されました。
「贈与の概念工学」が広まった世界、ぜひ見てみたいなと強く思います。
💰💰💰
最後に
今回ご紹介させていただいたゆーさんのnote。実は「cocan」というプロジェクトを通して、感想文を書く機会をいただいておりました。
下記のリンクがプロジェクトのサイトです。
日々の発信活動からこのようなつながりが生まれて、わたくし金巻としても嬉しい限りです😊
改めまして、お申込みしていただいたゆーさん、「cocan」の小南さん、ありがとうございました!
本日も素敵なnoteをありがとうございます🙏
ではでは!
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