外出制限とはいうものの
世の中はまだ回っている。
テレワークだ、外出制限だと言っても、仕事柄そうはできない職種も多くあるだろう。
子どもたちは長い春休みのまっただ中だ。夫も先週の半ば位からほぼほぼテレワークに入った。
そして私は今のところ通常通りの勤務である。
今のこの仕事に就いたばかりの時、物流のお仕事の方を外回りで意識して見るようになって、なんて大変で尊いお仕事なんだろう、と尊敬の念が止まなかったのを思い出す。いや今もずっと思っている。
今、コロナウイルスで再びその思いを強くしている。
つくる。
しらせる。
届ける。
多分どんな職種であっても、お届けする内容は様々に違ったとしても、大体同じだと思う。そしてこれが止まったら世の中はじわじわと死んでゆくだろう。
普通の買い物での不要不急でない外出ですら、思うままにできなくなってしまったら、私たちは生きてはいけなくなる。買い物は通販ですれば良いと思う人は、それを作ったり届けたりしている人が何処かにいる、ということを思ってくれたらいいな。
口に入るものだけじゃない。
知識や教育、芸術やエンタメも。
私たちが手に入れることのできるありとあらゆるものの向こうに誰かがいるということ。それが自分の生きる糧になるなら、私たちが生きる世界はひとりではない。誰かのおかげで生きられていることをこんなご時世だからこそ強く感じる。
物流って人体に例えると血流のようなものだ。止まったら大変だ。自給自足してはいないのだから。それでも、家にあるものを少し緩やかに消費すればうちは家族5人、2〜3週間はなんとかなるな。電気も水道も止まってないから。まだなんとかね。
そんなわけで、明日も明後日も働く。
とても気をつけて働くつもり。
色んなものに感謝しながら。
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