HSPは芸能人の死を伝えるニュースを見ないで
HSPは芸能人の死を伝えたりする暗いニュースをあまり見ないほうが良いです。
強く影響を受けてしまいネガティブな気分になってしまうからです。
特にそのニュースを自己と関連づけてしまうと苦しくなってしまいます。
暗いニュースは日常的なものでもネガティブな気分にさせる
ニュースが人の感情に与える影響について調べたオランダのオープン・ユニバーシティの実験があります。
18歳から82歳まで63人の参加者に1日に5回、10日間にわたりどんなニュースを見たかとそのときの気分をスマホのアプリから報告させました。
その結果、戦争やテロなどの重大なニュースではなく日常的なものであっても暗い内容のニュースは人の気分をネガティブにするということが分かりました。
また女性のほうがニュースによるネガティブな気分を報告することが多いことも分かりました。
神経症傾向の高い人はネガティブになりやすい
この実験では参加者の性格についてもアンケートによって測定していたのですが、神経症傾向の高い人ほどネガティブな気分を報告しました。
神経症傾向の高い人は日常にあるストレス源が不安につながりやすいためと考えられます。
神経症傾向はHSPと相関があるとされる性格のタイプです。
自分と関連づけると苦しくなる
暗いニュースの内容を自己と関連したものと評価した場合もネガティブな気分になりやすいことも分かっています。
HSPは他者に共感しやすいため会ったことがなくとも好きな芸能人や境遇の似た芸能人と自己を関連づけてしまう可能性があります。
芸能人の死を伝えるニュースを絶対に見てはいけないということではありません。
しかし同じネタに対するいくつもの記事を延々と見続けることはやめたほうが良いでしょう。
自分が苦しい思いをしてしまうかもしれません。
参考にした論文:Is the news making us unhappy? The influence of daily news exposure on emotional states.