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本当に必要なものと暮らす
大変なことが起こると、自分にとって本当に必要なものは何かと考えるきっかけになります。
僕は自己紹介のページにも書いた通り、宮城県石巻市で生まれました。母親の実家があるだけで、暮らしたことはありませんが毎年夏には帰省に思い出がたくさんある街です。それが、2011年3月の東日本大震災で街自体の地図が変わりました。アイスを書いに行った商店、漫画を買ってもらった本屋、従兄弟と遊んだバッティングセンター、全てが流れてしまいました。
その時から、物体としてのモノにはあまり投資をせず必要最低限にしようと決めました。書籍や、CD、DVDなどはすべてデータ化してクラウドに変更。紙の書類なども本当に必要なものだけを残すようにして、あとはPDFにしています。PCを運ぶバックパックは厳選したものを1つ、洋服も定期的に売ったり、捨てたりするようになりました。
2020年、世界中で見えないウイルスとの戦いになりました。
まだ終わりは見えていません。有事の際、食料や生活必需品以外の購買は必然的に落ち込みます。
この戦いが終わったあと、きっと僕以外の人も「本当に必要なもの」は何か考えるきっかけになるのではと考えています。
企業が明確なビジョンを打ち出し、それに共鳴する顧客との信頼関係がますます重要になると思います。なんとなく生産されたもの、流行を模したものは淘汰されるのではないでしょうか。D2C、サスティナブル、エシカルなど、これらはただのキーワードではありません。本質を捉えていないと、ブランド自体がサスティナブルしません。
いち消費者として、今後もなぜこの企業から、なぜこの商品を買うのか?を問い続けながら消費をしたいと思います。せっかくなら身の回りのものは、本当に必要な愛せるものと暮らしたいですね。