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健康経営度調査票、ここが変わる!

庭のテッセンの花がきれいに咲きました!

テッセン

さて、今回は、第8回健康投資ワーキンググループで検討されている、①認定状況、②次年度調査設問等の改訂、③健康経営施策の今後の展開の中の、②の次年度調査設問等の改定についてご紹介します。

①認定状況については、こちらをご覧ください。

改定内容としては、次の3点が案として提示されています。

1. 業務パフォーマンス指標に関する開示
2. 労働安全衛生に関する開示
3. 仕事と育児・介護の両立支援

1.業務パフォーマンス指標は、「アブセンティーズム」、「プレゼンティーイズム」、「ワークエンゲイジメント」の3つについての「複数年度分の測定結果」及び「測定方法」が、評価対象となる見込みです。

 ・アブセンティーイズム(傷病による欠勤)
 ・プレゼンティーイズム(出勤はしているものの健康上の問題によって完全な業務パフォーマンスが出せない状況)
 ・ワークエンゲイジメント(仕事へのポジティブで充実した心理状態)

これまでもそうでしたが、新たな指標を導入もしくは、各会社でどのような評価指標を使っているかを問う設問から、開示を求め、評価対象として取り扱われるといった傾向があります。
つまり、自社にあった指標を適切に導入、継続して活用し、結果を出すことが必要になるということです。

2.労働安全衛生に関する開示ですが、労働安全衛生に関する内容(労働災害、死亡災害の件数(人数)や、度数率、強度率が想定されています。
健康経営の土台の部分である、法令遵守・リスクマネジメントに重きがおかれた改定といえそうです。

第8回健康投資ワーキンググループ事務局資料より抜粋


3. 仕事と育児・介護の両立支援ですが、評価対象とする前提で、「仕事と育児・介護の両立支援に関する取組」ついても問うこととあわせ、取組みにと止まらず、各種支援制度の利用率についても問う想定とされるようです。ただし、利用率については、評価対象にはしない前提となっています。
こちらは、仕事と育児、介護の両立の困難を示すデータとともに提案されています。
利用率が評価となることが想定されているので、制度や支援が、絵にかいた餅にならないよう、利用につながるよう、お客様とともに頭をひねって考えたいと思います。

第8回健康投資ワーキンググループ事務局資料より抜粋


次回は、③健康経営施策の今後の展開についてご紹介していきます。

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