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Nostalgic 2daysで思わず足を止めた6台 

 パシフィコ横浜で開催中のクラシックカーイベント「Nostalgic 2days」に行ってきました。午前中から多くの来場者たちでとても賑わっていました。

 それを掻き分けながら、まずは目当ての1台へ。発売されたばかりのマツダRX-7が1979年のWRC開幕戦モンテカルロラリーにエントリーし、クラス優勝を果たしていました。ドライバー中川 一氏、コドライバー森川 修氏。

 そのレプリカを清瀬市の「ときめきカーレンタル」が製作。一般に貸し出しているクルマそのものが展示されています。実車はマツダが保存しています。隣には、同じような日産ブルーバード510型も並べられていました。1970年のサファリラリーで総合優勝したラリーカーのレプリカです。こうしたクルマを借りて山を走ったら楽しそうですね。

 その次に足を止めたのが、初代のいすゞ ジェミニZZ-R。丸眼ヘッドライトでしたが、僕はこのZZ-Tの角眼ヘッドライトに乗っていました。この型のジェミニと道で遭遇することは最近はほとんどなくなってしまったので、いや~懐かしい。まだスタッドレスタイヤが一般的ではなかったので、スパイクタイヤを履かせて、よくスキーに出掛けていました。

 もっと懐かしくなったのが、日産バイオレット(1973年)。なぜ懐かしいかというと、小学校の社会科見学で日産の追浜工場を訪れ、そこでラインを流れていたのがバイオレットだったのです。

 まだ、クルマに興味を持ち出す前でしたが、なぜ憶えているのかというと、子供心にもそのカッコ悪さを感じたのです。ゴテゴテとしたフロントグリル、はっきりしないサイドのプレスライン、サイドウインド後端の装飾の取って付けた感じなどが子供であっても直観的に判別していました。追浜工場壁沿いの高いところに設けられた見学通路から違和感とともに見下ろしていたことをとても良く憶えています。

 でも、そんな名車というよりも“迷車”バイオレットを一切の改造なども施さずに持ち続けているオーナーさんには完全に脱帽してしまいました。その愛情の深さを完全にリスペクト。

 日産フィガロ人気が高いのは承知していましたが、こんな価格になっているなんて!
 ボディカラーと幌の色の組み合わせがお洒落ですね。

 1968年の日本グランプリに出場したレーシングマシン「ケロヨン号」のレプリカにも足を止めました。テレビアニメの「ケロヨン」は子供の頃に見ていましたし、大人になって「ケロヨン号」ドライバーだった伊能祥光氏のインタビュー記事を書いたことがあったからです。こちらも懐かしい。

 Nostalgic 2daysは明日23日も10時から17時まで開催されますので、ぜひお出掛けください。

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金子浩久書店
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